投稿者: 院長 藤田勇

  • 【改善事例】胃カメラで食道にバレット粘膜の疑いある異物が見つかった60代歯科医師の男性

    患者

    65歳 男性 群馬県 前橋市

    初診

    平成21年3月

    主訴

    自覚症状はないが、胃カメラの検診でバレット粘膜の疑いが見つかったので、次の検査までに免疫力を高めたい。

    症状

    10日前に病院で胃カメラの検査を受けたところ、食道に異物が見つかった。

    バレット粘膜の疑いで、1ヶ月後に結果が出ることになっている。

    本来バレット粘膜は胃に近いところにできやすいのだが、喉頭近くに発見されている。

    以前、妻の父が癌になり、刺絡療法で癌が小さくなり、その後放射線療法をして完治したことがある。

    このため、今回は症状に対してではなく、免疫力を上げたいと考えての受診。

    夜間尿1、2回。今のところ前立腺の異常はない。

    お酒はビール350ml缶1or2本。焼酎少々。 ※今は控えている。

    睡眠時無呼吸症候群。

    半年前より疲れると嗄声が出る。

    治療

    月に二~四回のペースで治療。

    瘀血の問題、免疫強化に対する治療を中心におこなった。

    使用したツボは、中封 尺沢 曲池 照海 足三里 天牖 大椎 etc

    経過

    一ヶ月後バレット粘膜と検査結果が出る。一年後に再検査を受けることに。

    その後、一年間同様の治療を継続した。

    途中途中で、目の症状や膝の不調に対して治療も加えていった。

    一年後の検査では、バレット粘膜が消失。

    更に半年間、念のために治療を継続し、問題ない事を確認し治療を終了。

    治療のふりかえり

    バレット粘膜(バレット食道)は、逆流性食道炎が原因で発生すると考えられている前ガン状態の病変で、ガン化するリスクが高いと言われています。

    この患者さんは、親戚が東洋医学の手段でガンを縮小させたことを知っていたため、発見されたバレット粘膜がガン化するのを予防するために鍼灸を求めてきました。

    歯科医師でありながら、東洋医学に対する考えは柔軟で、まじめに通院をされていました。

    一年経ったところで再検査をしたところ、バレット粘膜が消失していました。

    基本的に発生したバレット粘膜が消失することは無いので、病院でも騒ぎになったとのことでした。

    更に半年経ち、更に検査をしたときにも問題ない状態だったため、略治として治療を終了しました。

    鍼灸でガンが治る?

    大成堂では、基本的に鍼灸でガンが治るという立場は取っていません。

    鍼灸によって免疫力が高まることで、ガンの状態が良い方向に向かうことは考えられますが、鍼灸単独でガンが治るところまでいくことはほとんどないと思われます。

    西洋医学、漢方、またその他のさまざまな療法も一緒に活用していくことが一番だと考えます。

  • 更年期の生理不順に対処するために知っておきたいこと

    更年期の生理不順に対処するために知っておきたいこと

    生理不順の原因は瘀血(おけつ)にあり?!

    先日、更年期の生理不順に悩む51歳の女性が来院されました。

     

    この方は子宮筋腫をもっていて、40代後半から生理不順や月経過多に悩まされていました。

    3ヶ月前に子宮筋腫の切除、筋腫分娩をしてから不正出血がはじまりました。

     

    婦人科では、ホルモンバランスの問題と言われ閉経治療は半年かかると言われています。

     

    現在、ピルと鉄剤を服用していて、閉経までこのままやり過ごしていきたいので、鍼灸も助けにならないかと相談を受けました。

     

    お体を診ると瘀血(おけつ)の存在がうかがわれ、瘀血治療を中心とした治療方針でスタートしました。

     

    ところが、治療開始すると不正出血が大量に出るようになりレバー状の血塊も大量に出てくるようになってしまいました。

    あまりにも大量なので、日中も夜用のナプキンをしなければならないほどです。

     

    ホルモン補充療法を開始して生理をストップさせて閉経までやり過ごそうかと患者さんが迷うほどでした。

     

    しかし、産婦人科でも経過観察している、応急処置として鉄剤を服用している、そしてある確信を持っていたので、患者さんと話し合いそのまま治療継続することにしました。

     

    その結果、三回目の治療後より不正出血はピタッと止まり、その後スムーズに閉経に移行していくことができました。

     

    更年期の生理不順とは?

     

    卵巣の中で卵が育ちながら女性ホルモンの一つであるエストロゲンが分泌されます。

    そして排卵をして高温期に入ると、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌され、この作用で子宮内膜が厚くなっていきます。

     

    その後、受精をしていない状況の場合、子宮の内膜が剥がれ落ちて月経となります。

    このサイクルは基本的には定期的なもので、25~38日周期が正常と言われています。

     

     

    年齢を重ね、更年期に入っていくと卵巣の機能が低下してきます。

    最終的には排卵も起こらなくなり、子宮内膜を厚くする働きのプロゲステロンも減少します。

     

    ただ初期にはエストロゲンがまだ分泌されていて、エストロゲンにも子宮内膜を厚くする働きが少しあるので、時間がかかりますがだんだんと厚くなった内膜が限界にくると脱落して生理になります。

     

    このため周期が長くなり、最終的には閉経に至ります。

     

    瘀血(おけつ)とは?

     

    東洋医学では、気血水が体の中をスムーズにめぐっている状態が健康だと考えます。

     

    そして、この三つが上手くめぐらない状態があると、体にいろいろな問題が起こってくると考えます。

     

    血のめぐりが悪くよどんだ状態のことを瘀血と呼びます。

    瘀血があると色々な症状が起こってきます。

     

    生理の時に、経血にレバー状の塊があるのを見たことはある女性は多いと思います。

    あれは体内の瘀血が体の外に出てきたものだと東洋医学では考えます。

     

     

    生理時に、体の外に血が出ようとしていても、瘀血があることで血がめぐらず交通渋滞になっていると生理痛や生理不順がおこります。

     

    このため生理痛や生理不順を解消するためには、瘀血を取り除いて渋滞を解消する必要があるのです。

     

    冒頭に登場した患者さんは、この交通渋滞が一気に解消したために、大量の瘀血が一時的に出たものです。

    そのため、瘀血が出きったところで大量出血も止まったのでした。

     

    瘀血(おけつ)は万病のもととなる毒

     

    川の流れをイメージしてください。

    川がスムーズに流れていると水もキレイです。

     

     

    次に、川の水が上手く流れていない状況を想像してください。

     

    淀んで水が汚くなります。

    ボウフラがわいたり、くさい臭いもしてきます。

     

    同様に、血のめぐりが悪くなって血がよどんでいる状態である瘀血は、毒となって様々な体の悪さの原因となります。

     

    生理痛、生理不順、更年期、不妊。

    循環器疾患では、動脈硬化、不整脈。

    消化器疾患では、便秘、胃酸過多慢性胃炎。

    呼吸器ではぜんそく。

    皮膚科では湿疹などなど。

    多種多様の症状に関与してきます。

     

    瘀血(おけつ)のツボ

    瘀血を取り除くための具体的なツボを紹介したいと思います。

     

    セルフ灸のみで、更年期の生理不順が改善できてしまうものではありませんが、生理不順にともなっておこる例えば腹痛や頭痛、めまい、そのほか諸々の症状の改善に一役買うことはできます。

     

    また、更年期をスムーズに乗り切るためのサポート役にはなることができるでしょう。

     

    お腹、おへその下に大巨というツボがあります。

     

    左大巨は瘀血のサインです。(ちなみに右大巨は免疫のサインです)

     

    ここを押して痛みを感じる場合、残念ながらあなたの身体の中には瘀血があります。

     

    この瘀血のサインを確認できたら、今度は瘀血を取り除くツボです。

     

    それは足首の所にある中封と言うツボです。

    これも左側です。

     

     

    この左中封は瘀血を取り除くための強力なツボです。

     

    私たちプロが刺激をすると、一瞬で瘀血のサインである左大巨の痛みが消えてしまうことも良くあります。

     

    あまりにサッと消えてしまって、驚く患者さんも多々います。

     

    ツボの正確さが、効果の大きさにも関係してきますから、プロにツボを見つけてもらうのが効果的なのですが、セルフでお灸をする場合、お灸の熱は広がってツボに刺激が到達するので、ある程度ツボがずれていても大丈夫です。

     

    更年期を快適に過ごしていくために、ぜひ中封にお灸をして瘀血を取いていってください!

     

    中封の動画解説
    https://youtu.be/tABQfyTCRKo

  • 【改善事例】10年以上前からの手足のほてり、不眠に悩む夜勤勤務の40代男性

    患者

    42歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成25年12月

    主訴

    手足の火照り 不眠 膝がだるく力が入らない

    症状

    昔は手足が冷えていたが、気づいたら火照るように。もう10年以上になる。

    以前は冬は大丈夫だったのが、最近は冬も火照るようになる。

    皮膚科、整形外科で診察を受けたことがあるが、特に異常は見つからなかった。

    不眠:だいたい2、3時間で目が覚めて、その後は寝付けない。日中は昼食後に眠くなる。

    膝がだるく、力が入らない。

    食欲正常。便通良。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    手足の火照り、膝がだるいなど腎の弱り(腎陰虚:漢方では六味地黄丸が適応)が示唆された。

    昼勤と夜勤を一週間ごと交代勤務をしているため、睡眠に問題があり不眠も起こしているため、腎に影響が起こったと考えられる。

    このため、腎の弱りを強めること(補腎陰)を主に治療をおこない、併せて瘀血の問題もあるためそれに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、中封 照海 兪府 膈兪 脾兪 腎兪 百会 etc

    経過

    一回目の治療後、当日はよく眠れた。

    二回目の治療後、やはり当日は良く眠れた。背中の緊張が緩んで来た。

    三回目の治療後、眠くて眠くてすごかった。当日は火照りも軽減した。

    四回目の治療後、最近よく眠れるようになった。寝つきが良く、朝の寝起きも良い。手足の火照りは不変。

    その後も同様の治療を継続、睡眠は良い状態が続いているが、火照りに関しては一進一退だった。

    一ヶ月経過して、それまで毎日だった火照りが、一週間に二回ほど感じる程度になったが、季節が春に入って気温が高くなってきたら、また火照りがぶり返してきてしまった。

    ここで現況を打開するために、どうしたものかと考えたのですが、火照りに加えてしびれもあるという訴えに着目し、しびれの治療も加えた。

    新しく加えたツボは、上仙、梨状、坐骨、足心。

    この治療を加えた一回目の治療後、二日ほど調子よく火照りが楽だった。

    三回目の治療後、火照りは一日あっただけだった。

    五回目の治療後、火照りは一日あっただけだった。

    その後、火照りはほとんど感じない状態に、それと交代して大腿、下腿、足底の痛みを訴えるようになる。

    それも同様の治療を継続していくことで、スムーズに改善していった。

    ほとんど問題ない状態になり、メンテナンス治療に移行していたが、仕事の転勤で治療は中断となった。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、足の火照りを一番の悩みとして訴えていました。

    上記にもありますが、東洋医学では腎陰虚という体の状態の時に火照りが出てきます。

    この腎陰虚を改善するのは簡単ではないので、火照りがどれほど改善していくか完璧には分からない状態での治療スタートでした。

    睡眠の問題は最初の治療から効果がみられ、スムーズに改善していきましたが、火照りは少し良いかと思ったら、またもとに戻るような状況を繰り返していました。

    転帰になったのは、坐骨神経の問題に着目してからでした。

    火照りとともに、しびれを感じると言う訴えから、坐骨神経を解放するための梨状筋治療を加えてから、火照りが一気に改善傾向に向かいました。

    また、足底のツボ「足心」に直接灸をおこないました。

    一般的には熱がある場合は冷やすことがセオリーなのですが、逆説的に熱を加えることで熱を発散させる高等テクニックになります。一歩間違うと、更に火照りが強くなる危険性もあるものです。

    この二つの要素を加えることで、長年の火照りが速やかに改善していったのでした。

     

  • 【改善事例】歩行困難、排尿困難などの症状がある多系統萎縮症に悩む70代女性

    患者

    76歳 女性 群馬県 みどり市

    初診

    平成24年11月

    主訴

    歩行困難 排尿困難 ろれつが回らない

    症状

    5年ほど前より、歩行がおかしくなった。

    昨年9月に脊髄小脳変性症と診断される。

    今年8月に多系統萎縮症と診断される。

    現在、歩行困難、ろれつが回らない、オシッコの出が悪い等が日常生活上での問題となっている。

    先月、磁力治療を15回受け、ろれつ、歩行、書字が少し改善した。

    3年前に硬膜下血腫になっている。

    50代からシルバー太極拳ずっと続けていたが、今は辞めてしまった。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    脳の血流を高めるために頭皮鍼と、脳へ行く椎骨脳底動脈の血流をあげる治療をメインにおこなった。

    頭皮鍼は、脳の病気全般で良く使われる方法で、中国ではポピュラーな治療法である。

    椎骨脳底動脈は、心臓からスタートした血流が首の骨の中を通って脳に入っていく重要な通り道で、ここの血流を高めることは脳への血流を高めることにつながるものである。

    使用したツボは、足三里 解谿 中脘 陰谷 曲泉 四瀆 頭皮鍼 崑崙 瘂門 天柱 etc

    経過

    一回目の治療後、おしっこの出が良かった気がするとのこと。

    歩いている時に膝がガクッとなりそうでフラフラした。磁気治療をした時もガクッとなったことがあった。

    ※二回目の治療中にトイレに行き、オシッコが良く出た。

    二回目の治療後、膝のガクッとすることは無かった。

    三回目の治療後、かけ足ができたとのことで、非常に喜んでいた。また、かかりつけの内科医に歩き方がよくなったと言われたとのこと。

    四回目の治療後、一時期ろれつが良くなっていた。

    五回目の治療後、尿の勢いが良い。尿の出るまでの時間が短くなった。

    その後も同様のペースで治療を十回まで継続。

    尿の状態は依然として良い。歩行は披露した時にスムースに足が出ない時がある。という状態だった。

    訪問リハビリを受けるようになり、患者宅から当院が遠いこともあり、訪問リハビリに集中して受けることにしたため、治療はいったん終了となった。

    治療のふりかえり

    多系統萎縮症は比較的進行の早い難病と言われていますが、この患者さんはそれほど進行が早くはない状況でした。

    典型的な歩行困難や、構語障害とともに、排尿困難にも悩まされていました。

    今までの経験上、歩行困難や構語障害に対しては一定の効果をあげられていましたが、排尿困難に対してはどれほど効果があるか分かりませんでした。

    しかし、実際に治療を開始していくと、排尿困難に対する効果が一番現れました。

    一回目の治療から、排尿困難の改善がみられ、治療中にもトイレに行くことが何度かある程でした。

    歩行困難、構語障害に対しても効果が見られていましたが、最終的には治療中断となってしまいました。

    これは脊髄小脳変性症もふくめ進行性の難病の継続治療の難しさが如実に表れています。

    進行性の難病であるので、最低でも進行を遅らせる、できれば進行を止めるか元に戻すことができればという目標で治療を継続していきます。

    最初は、症状の改善が明確に感じられやすいので、治療継続へのモチベーションも高くなるのですが、長期にわたって治療を続けて症状の進行が遅くなったり、止まっている場合、それは効果が出ていることになりますが、患者さんとしてはだんだんとマンネリ化してきてしまいます。

    そのため、最終的には治療を中断することになってしまうわけです。

    ここが進行性の難病を治療していく時の難しさになります。

  • 【改善事例】長年の後頭部痛から、最近はめまいもでるようになってしまった40代男性

    患者

    44歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成26年4月

    主訴

    頭痛 めまい

    症状

    1年前より、くらっとするめまいを感じていた。最初は毎日だったが、だんだん減って来て、今では月に一回程度。めまいの時は、何かにつかまっていないとダメなほど。

    脳神経外科で検査をしたが、特に異常は見つからなかった。耳鼻科では、聞こえが悪いと言われた。一時期は服薬もしていた。

    後頭部痛があってモヤモヤする感じがあり、首肩のこりも辛く、お酒飲み過ぎた翌日は立ち上がれないぐらい辛い時がある。

    仕事はパソコン作業と立ち仕事。2週間昼勤、1週間夜勤の交代勤務になっているので、睡眠は、昼勤の時は夜9時~朝4時、夜勤の時は朝7時~午後2時半が睡眠時間となっている。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 崑崙 天柱 風致 etc

    首の牽引も同時に行った。

    経過

    一回目の治療直後、10→5程度に。後頭部のモヤモヤは無くなった。めまいは出ていない。

    二回目の治療後、10→3程度に。調子良かった。めまいは出ていない。

    三回目の治療後、10→3~4程度に。モヤモヤが少しぶり返した。めまいは出ていない。

    四回目の治療後、、10→1~2程度。少しモヤモヤがあった。めまいは出ていない。

    五回目の治療後、10→1程度。調子良い。

    全六回の治療で、略治として治療を終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、昼夜勤務のハードワーカ-で、パソコン作業と立ち仕事を半々程度行っていました。

    パソコン作業により、頚部の筋肉の硬直が誘発されたため、後頭部のモヤモヤ感が出現し、1年前からはその状態がピークに至ったのでめまいも出現してしまいました。

    病院での検査でも特に異常は見られず、一見重症のように見られましたが、治療を開始するととても速やかに改善していきました。

    こういったケースは非常に多く、病院でさまざまな検査をしても異常がみられないめまい、頭痛が首を治療していくことで、速やかに改善していきました。

    この事実は、多くの人に知ってもらいたい事実なのです。

  • 【改善事例】むちうち、異常発汗が一年近く治らない整形外科勤務の看護師30代女性

    患者

    42歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成22年4月

    主訴

    頚部のはり感 異常発汗

    症状

    昨年の夏、平成21年7月に交通事故に遭い全身打撲、肋骨骨折となるが入院はしなかった。すぐにむち打ちの症状も出現。

    一日のうち、4~5回首が強くはってきて、顔などに発汗する。上肢がはってくることもあり、それとともに上肢に発汗することもあり、寝ている時にも出現することがある。

    冬の間は発汗は気にならなかったが、気温が高くなってきてまた気になるようになる。

    事故の前には、体に問題は感じなかった。

    事故当時から現在まで、状態は不変。

    20年前にはバイク事故で左上腕にケガをしたことがある。

    治療

    10日に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題に加えて、斜角筋の問題、瘀血の問題、自律神経の問題があり、それらに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 太白 陰谷 曲泉 四瀆 陰陵泉 T4夾脊 崑崙 天柱

    経過

    一回目の治療後、肩は10→6程度に軽減。一週間を過ぎた頃より10→8まで戻った。

    斜角筋は緩んでいる。然谷の圧痛があり腎の弱さが目立つので、斜角筋の治療を無くし、腎に対する治療を加えた。

    二回目の治療後、左首から肩にかけて、もやもやはったような感じ。天気が悪いと調子が悪い。

    三回目の治療後、首は楽になって来た。10→3~4程度。

    汗は依然としてある。病院で、更年期ではと言われ血液検査をした。10日後に結果が分かる。両斜角筋の問題が復活しているので、それに対する治療を再開した。

    四回目の治療後、首10→2~3。汗が少なくなった。

    五回目の治療後、首、汗ともに良い状態。

    血液検査の結果は、更年期というほどの数値ではないとのことだった。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、整形外科に勤務する看護師さんでした。

    むち打ちになってから一年近く経っているのに、状態が全く変わっていませんでした。勤務する整形外科で内服薬、シップ、電気で治療されていますが改善されていませんでした。

    また急に発汗するという症状もあり、むち打ちから自律神経の問題にまで進んでいることがうかがえました。

    年齢から、更年期の可能性も疑われましたが、血液検査の結果からそれは否定されました。

    女性ホルモンの値は問題ありませんでしたが、東洋医学的には腎の問題がうかがえました。

    腎は西洋医学の腎臓ではなく、腎臓に卵巣、副腎などの機能も加わった概念です。

    首の治療と、腎の治療を同時に行っていったことで、むち打ちのみならず、発汗の問題も改善することができました。

    この患者さんは、鍼灸治療のことは気になっていたのに、職場の整形外科でずっと治療をしていたので、鍼灸を受けるのを後回しにしてきてしまっていたことを後悔して「こんなことなら、もっと早く来れば良かった」と言っていました。

  • 【改善事例】首肩腰の痛みのために来院していたら、妊活もできてしまった30代女性

    患者

    32歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成21年3月

    主訴

    首肩こり 腰痛

    症状

    2~3年前より、肩こり腰痛があって、一時的に痛みが強くなることはあったが、時間の経過とともに痛みは軽減していた。

    今回、2ヶ月前から痛みが出現し、時間が経過してもずっと痛みが軽減しない。

    以前、整形外科でなで肩だから、肩がこりやすいと言われたことがある。

    職場でパソコンを一日中使っている。近視で視力0,1。

    冷え症、寒がり。

    食欲、睡眠、便通問題ない。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、扁桃弱体、腰方形筋と起立筋に問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 曲池 陰谷 曲泉 四瀆 志室 L4,5夾脊 屈伸 etc

    経過

    一回目の治療後、肩は10→4程度に軽減。腰は変わらなかった。

    治療後当日はだるくなった。

    二回目の治療後、ほとんど痛み無い。

    三回で略治として治療終了。

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    半年後、また同様の痛みを訴えて来院。

    一回目の治療後、変化は見られず。

    二回目の治療後も、少し軽くなったのみ。

    三回目の治療後、ほとんど気にならない状態に。

     

    全四回の治療で略治として治療を終了。

    四回目の治療時に、二人目の子供ができないという話になり、骨盤内の血流を高めるためのお灸をすると同時に印をつけて、自宅でお灸をするようにアドバイスをした。

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    四ヶ月後に来院。

    前回、妊活のお灸を教えてもらい自宅でお灸を開始したら、すぐに妊娠出来たとのことだった。

    現在妊娠10週。

    首こりとともにつわりも有って、体がだるく呼吸がしにくい。

    治療は免疫、筋緊張緩和、糖代謝、骨盤内血流に関係するツボを使った。

    一回目の治療後、10→3程度に軽減。

    二回目の治療後、ほぼ大丈夫な状態に。

    全二回の治療で略治として治療を終了。

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    10ヶ月後に来院。3ヶ月前に出産した。

    首から肩のこり、頭痛にまでなりそうな状態。

    今回も同様の治療を、全五回で略治として治療を終了。

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    1年後に同様の状態で最来院。

    全二回で略治として治療を終了。

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    3年後に同様の状態で最来院。

    全三回で略治として治療を終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、首肩こりが毎回メインの症状として来院されていました。

    途中で一度、妊活の話になり、お灸でもできますとお伝えして、自宅でセルフ灸をしてもらったところ、すぐに妊娠をされてしまいました。

    その前にも、同様のケースがあったので、この患者さんにもおススメをしました。

    毎回の首肩こりをはじめとする諸症状は、数回で良くなって治療が終了となり、忘れたころにまた来院されるということを繰り返しています。

    直近では三年間が空いていますが、段々と治療の間隔が長くなってきているので、状態が良いのでしょう。

    前回の治療終了時から、一年程経っていますが、次はいつ来院されるのでしょうか。

  • 【改善事例】腰、肩関、大腿といろいろ体を痛めるゴルフ好きの社長60代男性

    患者

    61歳 男性 群馬県 邑楽郡

    初診

    平成21年7月

    主訴

    腰痛

    症状

    2週間前に草刈りでずっと中腰になって作業をしていて痛めた。

    日常生活には大きな支障はないが、常に痛みを感じていて、特に後屈、左回旋で強く痛みを感じる。

    左ふくらはぎが良くこむら返りを起こす。

    左上腕が、この1~2ヶ月ゴルフのスイングなどの動作時に痛みを感じるのでアイシングをしている。

    朝一時間の散歩している。

    加圧トレーニングを週に最低一回で、もう四年間している。

    軽い血圧の薬を服用で、血圧135~/90~。不整脈あり。

    中性脂肪を指摘されている。糖尿で、空腹時血糖121。

    食事が遅く、食べてすぐ寝てしまう。

    治療

    腰は、単純な筋筋膜性の腰痛だが、糖代謝の異常、瘀血の問題も存在しているため、あわせて治療していった。

    糖代謝の異常は、実は筋のトラブルの要因となり、瘀血は心臓血管のトラブルにも関連があるので、この患者さんの場合、重要度が高い。

    使用したツボは、中封 太白 陰陵泉 関門 郄門 屈伸 内環跳 L5夾脊 etc

    経過

    一回目の治療後、当日から2~3日後までは調子よく、その後だんだんもとに戻っていった。現在は10→7程度。現在は、後屈してもそれほど痛まない。

    二回目の治療後、かなり痛みが軽減していたが、しばらく来院できず(一ヶ月後)また痛みが強くなってきた。

    三回の治療でほとんど痛み無く、略治として一旦治療終了。

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    一年後、再び来院。

    1週間前から腰が重い。ゴルフをした次の日から出てきた。

    ゴルフをした次の日から痛みが出てきたことから、今回も単純な筋筋膜性腰痛と考えられる。

    治療は、一年前のと同様。

    一回目の治療後、10→5に軽減。

    二回目の治療後、最初は10→5から、現在は5→3に。

    三回目の治療後、だるさを感じる程度。

    四回目の治療後、ほぼ痛みは無くなった。

    全五回の治療で、略治として治療を終了。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    半年後、今回は左太もも内転筋の痛みを訴えて再び来院。

    屋根に上って作業をして痛めた。

    また左肩の痛みがあり、ゴルフのスイングに影響がある。

    一週間に一回のペースでの治療。

    一回目の治療後、左内転筋の痛みは同じ程度、押しての痛みは軽くなっている。

    二回目の治療後、左内転筋は10→3程度に。左肩は10→8程度。

    四回目の治療後、左内転筋は日常生活では大丈夫。ストレッチで脚を大きく開いた時に、まだ伸びない感覚がある。左肩は、日常生活では10→3に、ゴルフのスイング時の痛みはまだ残っている。

    五回目の治療後、直後は非常に調子が良くなるが、その後徐々に悪くなってくる。

    六回目の治療後、左肩の状態は非常に良く10→1~2程度に。

    風邪をひいて来院できず、一ヶ月後に最来院。

    間が空いたら、左肩の状態がやや後退した。

    以後も、週一回のペースで三ヶ月間来院。

    左内転筋、左肩ともに、痛みもほぼなくなり、ゴルフにも支障がなくなったため、略治として治療を終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、循環器系の問題、消化器系の問題、代謝系の問題と、いろいろと内臓の問題を持っていましたが、最初の主訴の腰痛は、それら内臓の問題はダイレクトに関与しておらず、単純な筋肉のトラブルによる痛みでした。

    そのため、適切に筋を緩めることで、速やかに痛みは取れていきました。

    また、ゴルフを熱心にしているので、それによって腰、肩を痛めることがありましたが、その都度来院し、治療を受けることで改善しました。

    更に、ゴルフのパフォーマンスを高めるための治療も同時に行いました。

    スポーツのパフォーマンス向上に鍼灸は非常に有効です。

  • 【改善事例】3年前に脊椎を強打してから背中の痛みがずっと続く30代女性

    患者

    31歳 女性 群馬県 前橋市

    初診

    平成25年5月

    主訴

    背中の痛み 首肩こり 頭痛 

    症状

    3年前に背骨をテーブルの角にぶつけ、胸椎3番が陥没する。

    時間が経つにつれ、ぶつけた部分は良くなったものの、背中の痛み、肩のこりや痛みはずっと続いていて、最近は寝返りも打てない程になっている。

    ぶつける前までは、仕事でパソコンを使っているためやや背中がこるのを自覚する、という程度だった。

    全身が重く、気持ちも重い。

    睡眠が浅くて、物音ですぐに目が覚めてしまう。

    ある販売チェーン店の市場調査の仕事をしていて、ハイヒールで長く歩く事が多い。

    ミオナール、ロキソニン、ビタミンC 補中益気湯などを服用している。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    胸椎の打撲自体は既に良くなっているのに強く痛みが残っている原因は、骨そのものにあるのではなくて周りの筋に問題があるため、その筋を緩めていくことをメインの目的として治療をした。

    また瘀血、糖代謝の問題もあったため、同時に治療をしていった。

    使用したツボは、中封 曲池 陰陵泉 四瀆 中脘 正栄 経渠 脊中 etc

    経過

    一回目の治療後、当日は眠気が強かった。次の日の朝は気持ちよく起きられた。

    二回目の治療後、背中の痛みは10→4程度だったが、今日は10→6~7になっている。

    三回目の治療後、背中の痛みは10→0にまでなり、肩こりがほとんどないくらいだった。今日は10→3。

    四回目の治療後、背中の痛みは今までで一番楽だった。今日は10→1~2程度。

    その後も、多少の背中の痛みのアップダウンはあるが基本的に楽な状態になっていた。

    同様のペースで来院し、計八回の治療を受けが時点で、仕事の関係上一旦通院を停止した。

    二ヶ月後に最来院。

    ずっと調子が良かったが、三日前より痛みが強くなったので最来院をしたとのことだった。

    同様の治療を、週に一回のペースで5回おこなった。

    また同様に状態がよくなり、略治として治療を終了とした。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、初回の治療後に眠気が強くなりましたが、こらは比較的多くの患者さんに見られる現象です。筋肉を含め、凝り固まってしたった体が緩む過程で出てくる現象なので、特に心配されるようなこともありません。

    症状が非常にスムーズに楽になっていったケースでした。

    骨を打撲した結果、その骨の周りにトリガーポイントという、痛みを発生させる引き金になるポイントが筋中に発生すると、自然とそれが消滅することはほぼ無いので、長期にわたって痛みを感じることになってしまうわけです。

    このトリガーポイントに対しては、鍼が一番安全で効果のある手段となります。

    実際に鍼灸を受けた患者さんの声

    Q1:大成堂に来られた時、どのような症状がありましたか?

       数年前に脊椎を圧迫骨折してから背中の痛みやハリが
       続くようになり、首や肩のハリ、ひどくなると吐き気や頭痛
       などの症状もありました。

    Q2:今までその症状に対して、どのように対処していましたか?
       背中の痛みや首や肩のハリは整形外科でリハビリなどを
       していました。薬は湿布や痛み止めなどを処方されていました。

    Q3:大成堂に来院する前、どのような期待や不安がありましたか?
       私はインターネットで大成堂を知ったのですが、先生のブログを
       みて、「ここなら安心して行けるかも」と思ったので不安は
       ありませんでした。鍼灸で、痛みがハリが少しでもよくなればと
       と期待していました。

    Q4:実際に来院されてどうでしたか?
       先生が私の身体の症状をとても細かく聞いてくれて、
       コミュニケーションもとても大切にしてくれるので、
       安心して治療に通うことが出来ました。
       鍼は痛くないし、お灸もチリチリと熱いくらいでした。
       ツボの場所も教えてもらえるので、自宅でも手軽に
       お灸(せんねん灸)が出来ます。とてもありがたいです。

    Q5:大成堂の鍼灸治療を、どのような人に勧めたいですか?
       身体のいたみなど、少しでも不調なところがある人に
       すすめたいです。あと、今不調がなくても健康を維持したい方
       にもすすめたいです。(先生に教えられた東洋医学の
       ¨未病を治す¨です。)

    ※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

  • 交通事故によりまぶたがあがらない症状に悩む伊勢崎市30代男性【改善事例】

    患者

    37歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成17年3月24日

    主訴

    まぶたが挙がらない(眼瞼下垂)

    症状

    平成17年2月21日に、車を運転中に交通事故になり、左側頭部を強打する。

    外傷性くも膜下出血になって大学病院に一ヶ月入院した。

    言語障害や片麻痺などの症状が消失したので退院となったが、左動眼神経麻痺が残ったために眼科に通院加療をすることになった。

    眼科医は半年間経過観察して改善が認められない場合は、形成外科による手術療法を考えましょうと言われた。

    現在、ビタミンB12(メチコバール)を服用しているのみなので、他に積極的な治療をしたいという考えから、鍼灸治療の併用を希望して来院することになった。

    眼瞼は完全に閉じていて開眼できない。眼球は、上方、下方には全く動かせず、内方に微かに動かせるのみ。瞳孔は開いていて、典型的な動眼神経麻痺の状態だった。

    左側頭部と左眼瞼部に重みを感じる。左眼の周囲にわずかに浮腫がある。頭がボーッとなることがある。頭の回転が落ちている感じがする。

    治療

    週三回のペースで治療をスタート。

    動眼神経が支配する眼を動かす筋肉(上直筋、下直筋、内側直筋、上眼瞼挙筋)をダイレクトに刺激をする目的で、眼窩内刺鍼をおこなった。

    ※眼窩内刺鍼:眼球とそれを覆う骨のすき間に鍼を入れていく、高度な鍼のテクニック

    使用したツボは、上明 晴明 承泣 魚腰 太陽 合谷 臂臑 足三里 太衝 etc

    経過

    一回目の治療直後、わずかにまぶたが挙がっていた。

    十回目の治療後、眼球の上下の動きが少し出てきた。

    十三回目の治療(初回の治療から一ヶ月後)から、眼瞼部への棒灸による治療を加える。

    十五回目の治療から、漢方薬の併用を始める。

    桃仁、紅花、赤芍、川芎、黄耆、白朮、白芍、地竜、太子参、柴胡、甘草

    二十回目の治療後、眼球の上下の動きが大きくなっている。

    三十三回目の治療時、「以前に比べて鍼に刺される時の痛みを感じやすくなっている」とのこと。

    これは、麻痺をして鈍かった状態から、正常な知覚に近づいてきた証拠と思われる。

    三十八回目の治療時、一人で自転車に乗って来院した。

    四十八回目の治療時、眼科医に「オペの必要は無く快復が早い部類に入る」と言われたとのことだった。

    最終的には、合計で八十五回の治療で終了した。

    動眼神経麻痺に対して鍼灸ができること

    動眼神経麻痺で手術適応となっていない場合、ビタミンの投与だけで、あとは神経の再生を受け身で待つのみになります。

    そこに鍼灸治療が加わることで、

    眼球局所の血流を促し、一旦は麻痺状態となった動眼神経の再生を促進する可能性。

    神経が再生するまでの間、刺鍼による筋刺激により、筋の萎縮が防止できる可能性。

    積極的な治療法の無いこうした動眼神経麻痺に伴う眼瞼下垂状態に対し鍼灸治療を併用することは、患者さんの精神状態にも好影響を与えQOLを高めるとともに患者さん自身の内在性治癒力を高め神経機能回復を促す可能性。

    といったメリットが考えられるので、積極的に鍼灸を受けたほうがよいと言えます。

    実際に鍼灸を受けた患者さんの声

    交通事故により受傷して、はや3年の月日が経過しようとしています。

    現在に至るも、上下方向の複視及び瞳孔の散大がやや認められますが、おかげさまで歯科治療の現場への復帰、あるいは車の運転が可能となるに至りました。

    鍼灸治療を受診して実感したのは、神経系の治療(今回は外傷性の神経マヒですが)に大きな効果があるのではないかということです。鍼灸治療後の神経の活性化を実感したことは一度や二度ではありませんでした。

    このような経験をしたことで、疾病を治癒させるには西洋医学、東洋医学を併用することにより、よりよい方向性を見い出せるのではないかと思います。

    例えば、私の仕事では「親知らず」を抜歯後に、軽度の神経マヒを経験することがありますが、このような場合には薬剤投与のみならず鍼灸治療を併用するとよいのではないかと考えます。

    いずれにしても、現在の状態まで回復した要因の1つに鍼灸治療があると感じます。

    大成堂中医針灸院 院長 藤田先生には感謝に絶えません。