投稿者: 院長 藤田勇

  • 首こり頭痛を解消する3つの方法(動画解説つき)

    首こり頭痛を解消する3つの方法(動画解説つき)

    首こりによる頭痛を解消したK子さん、毎月、ひどい頭痛で何回も寝込むこともありました。

     

    脳神経外科で頭を調べてもらっても異常はみつかりません。首こりもひどいため整形外科で首の検査もしても頸椎にも異常は見つかりません。

     

    調子の悪い日は朝起きた時に軽い頭痛があるので、早めに痛み止めを飲んでしまいます。

    それで頭痛が治まる時もあれば、効果なく寝込むほどの頭痛になってしまうこともあります。

     

    このまま痛み止めを飲み続けるのも嫌だし、なにより薬を飲んでも頭痛が良くならないことに悩んでいたK子さんでしたが、現在はほとんど頭痛に悩むことなく生活することが出来ています。

     

    どうしてでしょうか?

    その秘密を、首こり頭痛に悩んでいるあなたに、これから順を追って解説していきたいと思います。

     

    首こりが頭痛の原因になるのはなぜ?

    脳の病気に伴う緊急を要する頭痛から慢性の頭痛まで、頭痛にはいろいろな種類があり、首こり頭痛は慢性頭痛の中の一つです。

     

    まずは慢性頭痛の中で有名な三大頭痛をみていきましょう。

     

    三大頭痛について

    緊張型頭痛

    慢性頭痛の大半がこの緊張型頭痛です。頭のまわりを何かで締め付けられたように感じ、「ヘルメットをかぶったような」痛みと表現されることがあります。

     

    長時間のパソコンなどの事務作業や、精神的なストレス、運動不足などが原因でおこります。

    軽度の場合は、リラックスして休んだり、ストレッチをすることで楽になります。

     

    くりかえす緊張型頭痛のために痛み止めをだらだらと飲んでいると、薬物乱用頭痛になってしまうこともあるので注意が必要です。

     

    長時間同じ姿勢で、筋肉がずっと緊張した状態でいると、筋肉の中の血流が悪くなり、筋肉の中に老廃物質が溜まってしまいます。

     

    そして、その老廃物質が筋肉を更に緊張させ、緊張した筋肉が神経を圧迫することでこりや痛みがおこるメカニズムです。

     

    片頭痛

    頭の片方(もしくは両方)に脈を打つように「ズキンズキン」と痛みを感じるのが特徴です。数時間から長い時は数日続くこともあります。

     

    重症の場合は動くこともできず、仕事や家事、勉強などが手につかなくなって寝込んでしまうことも多くあります。

     

    痛みに伴って吐き気もあり、光がまぶしく感じたり、音やにおいにも敏感になることもあります。

    頭の中の血管が拡張することで、三叉神経が刺激をうけ、それが大脳に伝わり痛みと感じられます。

     

    更にその刺激は視覚、聴覚、嗅覚、嘔吐中枢にも伝わるため、上記の随伴症状がおこるものと考えられています。

     

    また、女性の場合、月経の周期に伴って片頭痛が起こる場合が多くあります。

     

    群発頭痛

    緊張型頭痛や片頭痛に比べると少ない頭痛なので、初めて名前を聞くかもしれません。

     

    20代~40代の男性に多くみられ、群発地震のように一定期間のなかで集中して頭痛が起こるためこの名前がつけれらました。

     

    一度頭痛が出はじめると、一二ヶ月間毎日頭痛が起こるようになります。

    「目がえぐられるような」とか「キリでさされるような」耐えられないほど非常に強い痛みです。

     

    まだ、どういうメカニズムで起こるか解明されていませんが、片頭痛と同じように血管が拡張することで痛みが起こると考えれられています。

     

    目の後ろを通る血管が拡張するため目の奥が痛くなり、この血管をとりまく涙腺や瞳孔をコントロールする自律神経が刺激されるので、涙が出たり瞳孔が収縮するというような症状がともないます。

     

    首こり頭痛の正体は?

    首こり頭痛は、この三大頭痛の中の緊張型頭痛の範疇に一番近いと考えられますが、実は片頭痛も範疇に入ってきます。

     

    西洋医学的に解明はされていませんが、首こりが片頭痛の原因の一つになっているのは確かです。

     

    なぜそう言い切れるのか?

    冒頭のK子さんは整形外科で片頭痛と診断されていましたが、首こりを解消していくことで頭痛が起こらなくなっています。

     

    首から頭に伸びる神経が、首こりによってその神経を圧迫して起こる⇒緊張型頭痛

     

    首こりが進んだ状態になり、筋肉にトリガーポイントが発生することで起こる⇒片頭痛

     

    非常に乱暴なまとめ方をすると、このように分けられます。

     

    筋肉にトリガーポイントが発生すると、その筋肉と一見関係ない場所に痛みが出てきますが、これを関連痛と呼びます。

     

    K子さんのケースも、首の筋肉にトリガーポイントが発生したことで、片頭痛と診断される頭痛が起こったと考えられます。

     

    首こりが原因の頭痛に効果的な3つの方法

    では、この首こり頭痛を解消するための方法はないのでしょうか?

     

    もちろんあります。冒頭に出てきたK子さんも、長年の首こり頭痛を解消することができています。

     

    その方法をご紹介する前に一つ注意してもらいたいことがあります。

    それは整体やカイロプラクティックで首をバキバキするのは危険だということです。

     

    首の筋肉が緊張している状態で首をバキッとすると、無理に首の筋肉が引き延ばされて痛めることが良くあります。

     

    整体やカイロプラクティックに行ってから首の調子が悪くなったという人が多いのは、これが原因です。

     

    本当に上手な整体やカイロプラクティックの先生なら、その辺りを調整しながら首をバキッとするのですが、そういった先生はあまり多くないので注意が必要です。

     

    また、マッサージでも調子を悪くする人もいます。

     

    首の筋肉はデリケートなので、ギューギューと強い力でマッサージをすることで、余計調子が悪くなる人も多いものです。

     

    そのような乱暴な方法を使わなくても、首こり頭痛の原因となる筋肉を緩めることはできます。

     

    3つの方法とは?

    ストレッチ

    ただ筋肉を伸ばせば良いというものではありません。

    首こり頭痛の原因となっている筋肉を充分にストレッチできているかが重要になってきます。

     

    首こり頭痛の原因となる筋肉を緩めるには、少しコツがあります。

    そのコツを動画で解説します。

     

    マッサージ

    先ほどギューギューと強い力でマッサージすることが危険だと書きましたが、軽い力でマッサージするのは、首こり頭痛を解消するためには問題ないどころか大変効果的です。

    そのマッサージの方法を動画で解説します。

     

    お灸

    首こり頭痛の原因となる筋肉をゆるめるツボは崑崙です。

     

    このツボにお灸をします。

    せんねん灸が良いでしょう。

    詳しくはこちらのページ(せんねん灸の効果的な使い方)を参照してください。

     

    おわりに

    首こり頭痛は、その緊張した首の筋肉をしっかりと緩めることができれば解消できます。

     

    だらだらと痛み止めや筋弛緩剤などを飲み続けないで、上手に筋肉を緩めて頭痛とサヨナラをしてほしいものです。

    この記事が、その参考になれば幸いです。

     

    ここで紹介している方法でも緩めきれないほど重症の首こりの場合は、首の治療を得意とする鍼灸院で治療を受ける事をおススメします。

     

    また、あなたのお知り合いで頭痛に悩んでいる人がいたら、この記事をぜひ教えてあげてください。

  • 【改善事例】不安感、動悸、更年期症状、首こり

    K子さん 58歳 女性

    症状

    一ヶ月前より、不安感や動悸がひどく、一人で家にいるのも大変で、誰かにそばにいてもらわないと耐えられない状態。

    同居していた娘さんが結婚して、家を出て行ったのを機に上記の症状が出てきました。

    K子さんには二人の娘さんがいて、上の娘さんは既に嫁いで行っています。

    下の娘さんが今年結婚をして家を出て行ってからというもの、K子さんは不安で不安で仕方なくなってしまったそうです。

    朝起きた時から、胸がしめつけられ、不安感、動悸がしていて、 特に夕方日が暮れてくる時には、不安感が強くなり胸もパクパクして、いたたまれなくなってしまいます。

    ご主人は単身赴任で、普段は家にいませんが、毎月定期的に帰って来ます。 初診時は、ご主人に連れられて来院されました。

    首、背中のコリも強く、手足の冷え、疲れやすい、顎関節症、唾液が出ない、などもありました。

    三日後に、ご主人がまた単身赴任で家を出てしまうので、それについて行こうか迷っているとのことでした。

    治療

    大成堂オリジナル首療法にて、首を緩めることを中心に治療をしました。

    首肩こりが強いこともあって、首が原因になって、不安感や動悸、更年期症状が出ていることが考えられました。

    更年期というと、卵巣からの女性ホルモンの分泌が減ってくるために症状が出るわけですが、K子さんのケースではそれは当たらないと考えました。

    閉経が54歳の時で、今回の症状がでたのは58歳。

    婦人科では、更年期?かもと言われても、それまで更年期の症状が出ていなかったことも考えると、今回が更年期からの症状とは考えにくいわけです。

    動悸や更年期症状は、交感神経型の範疇に入ってきます。

    首こりがメンタルに影響することも多く、K子さんの症状はほぼ首が原因と判断しました。

    経過

    二回目の予約時、K子さんは「もしかするとキャンセルするかもしません」と言われました。

    ご主人が再び単身赴任で家を出ていく時に、ついて行くかもしれないとのことでした。

    そのため、次回の予約日までの間、いつキャンセルがかかって来てしまうのか、とても心配をしていましたが、結局キャンセルはされず二回目の来院となりました。

    お話しを伺うと、治療して二日後より体調が上向きになり、ご主人について行かなくても大丈夫になったそうです。

    初診時の状態を10⇒5程度まで良くなったとのことでした。

    現在までに6回の治療をおこない、まだ完治まではいきませんが、小幅のアップダウンをしながらも小康状態を保っています。

    完治に向けて治療継続中です。

  • 川村ひかるさんも悩んだ「若年性更年期」の鍼灸治療

    川村ひかるさんも悩んだ「若年性更年期」の鍼灸治療

    群馬県 伊勢崎市 女性ホルモンバランス療法の鍼灸院
    大成堂より

     

    院長の藤田です。

     

    先日、グラビアアイドルの川村ひかるさんが、テレビ番組でご自身が5年間ものあいだ若年性更年期に悩んでいたことを告白されました。

     

    その告白以来、若年性更年期について話す機会が増えていると、ご自身のブログで書いています。

    出典:http://ameblo.jp/hikaru-kawamura/entry-12147681202.html

     

    本来、更年期は閉経した後にエストロゲンという女性ホルモンの分泌が減ることで、身体にさまざまな症状がでてきます。

     

    しかし、最近は生活環境やストレスなどの要因が重なり、もっと若い時期に更年期の症状が出てくることがあり、それを若年性更年期と呼びます。

     

    川村ひかるさんはブログの中で、若年性更年期を緩和させることができた四つの方法について書いています。

     

     

    ①私の場合はとにかく1時間でも早く寝ること

    ②呼吸が浅かったのでヨガに通い腹式呼吸

    ③漢方を飲んでカラダの中からケアする事

    ④針治療 自律神経にアプローチするツボを刺激する

     

    ご自身の経験からの言葉はとても説得力がありますね。

     

    卵巣から分泌される女性ホルモンは、脳の中にある視床下部という場所がコントロールしています。

     

    ストレスや生活習慣の乱れが、この視床下部の働きを乱してしまい、女性ホルモンが上手く分泌されなくなってしまうのです。

     

    鍼灸による対処法

    川村ひかるさんも「針治療 自律神経にアプローチするツボを刺激する」と書いています。

     

    実際、どのようなツボを使えばよいのでしょうか?

     

    まず、体に対する鍼や灸の刺激自体が、副交感神経を刺激してくれます。

     

    そのため、ツボにこだわらなくても鍼や灸をすることで一定の効果が期待できます。

     

    更に、もっと効果的に効かせるための方法としては、

     

    ・腹部瘀血治療

    ・視床下部調整治療

    ・骨盤内の血流改善治療

    ・自律神経の調整治療

    ・卵巣機能調整治療

    などの治療アプローチがあります。

     

    セルフ灸のすすめ

    上記の治療で使われるツボの中には、あなたがセルフ灸で使うことが出来るツボがあります。

    その一部をご紹介します。

     

    ★瘀血のツボ:中封

    瘀血は、血のめぐりが悪くなった状態です。

    内くるぶしの近くにあります。

     

     

    ★視床下部のツボ:後谿

    視床下部が女性ホルモンの卵巣からの女性ホルモンの分泌を促します。

     

     

    ★卵巣機能調整のツボ:復溜

    女性ホルモンが分泌される場所です。

     

     

    これらのツボに、

     

    せんねん灸を使ってお灸をするのが一番簡単で、効果的な方法です。

     

  • 首こりは万病のもと?!

    首こりは万病のもと?!

    首こりは、さまざまな不調をあなたの体に引き起こしていく原因となります。

     

    頭痛、慢性疲労、眼精疲労、うつ様症状、更には自律神経失調、ホルモンバランスの乱れからくる更年期症状など、本当にバラエティに富んでいて、「万病のもと」と言える様相を呈しています。

    注) これらの症状の原因の全てが首こりだと言えるものではありません。

     

    世の中には「〇〇が病気の原因のすべて!」「〇〇を治せば、すべてが治る!」的な言葉をよく見かけますが、それは短絡的です。

     

    人の身体は複雑系であって、さまざまな要因が絡み合って、さまざまな症状がおこってくるものです。

     

    そこを忘れて、「これをすれば」「これを食べれば」「これを飲めば」健康になれると勘違いしてしまうことは、逆に不健康への道を進むことになってしまいます。

     

     

    首の骨(頸椎)のヘルニアだけが首の問題ではありません

     

     

    西洋医学では、検査をして目に見える病気には強いですが、レントゲンやMRIなどでは筋肉の問題はとらえきれませんので、どうしても見逃されてしまいます。

     

    また逆に、レントゲンやMRIなどで少しでもヘルニアが見られると、それを原因にしてしまいますが、ヘルニアがあっても症状が出ない人もいれば、ヘルニアが無くても症状に悩まされている人も大勢います。

     

    では何が原因なのでしょうか?

     

    まず考えたいのは、首こりを緩めることで、こういった症状が改善する人が本当に多くいるということです。

     

    その事実だけでも、首こりに原因があると考えるのは科学的な思考です。

    (もちろん全てが、、、というつもりはありませんが)

     

    だから、大成堂は何度も言うのです。

     

    あなたが何年もめまいや頭痛などに悩み、病院で検査をしたり薬をもらい服用して、その時限りの対処療法をしているようなら、首こりを緩和させることで根本的な改善につなげることができる可能性がありますよ、と。

     

    首こりから起こるさまざまな症状のメカニズム

    首こりからさまざまな症状にどのように繋がって行くのでしょうか?

     

    ★トリガーポイント

    首のこりが進行すると、首の筋肉の中にトリガーポイントと呼ばれる状態が発生します。

     

    トリガーポイントは、首そのものの痛みの原因になるだけでなく、頭痛・めまい・ふらつき・慢性疲労などにもつながってくると考えられます。

     

    首の筋肉の中でも、頭と首の境目にある小さな筋肉群(後頭下筋群)にトリガーポイントが発生することが原因となります。

     

     

    また、ここがスタートポイントとなって、目の奥の筋肉に影響が出る場合があります。

    それが目の血流不全につながり、目の奥の痛み、眼精疲労などの原因となってくることが多くあります。

     

    ★首の血流不全(椎骨脳底動脈)

    首を通って頭に流れて行く動脈が二本あります。

    そのうちの一本である椎骨脳底動脈は、首の骨の中を通り抜け、頭と首の境目の後頭下筋群の間をくぐり抜けて脳へ入って行きます。

     

     

     

    このため、後頭下筋群のこりがあることで椎骨動脈の血流不全を起こすことがよくあります。

     

    椎骨動脈血流不全によって、脳への血流に障害が発生すると、めまい、ふらつき、頭重感、思考の低下、やる気の低下などがおこります。

     

    MRAの画像診断で、血管の流れが障害されているのを確認できるものを、正式な椎骨脳底動脈血流不全症と呼びますが、実際には画像で診断されないレベルの血流障害も多くあると考えられます。

     

    ★硬くなった筋肉による神経圧迫

    首、肩、背中、腕、手などに、筋肉のこりとは違った痛みやしびれなどがおこる原因の一つは、過緊張を起こした筋肉が神経を圧迫することで起こるケースが非常に多くあります。

     

    神経の圧迫というとヘルニアを思い起こすかもしれませんが、症状を起こす原因としては、こちらのケースの方が実際には多い物です。

     

    MRI等で、ヘルニアが確認されても、症状が起こっていないケースもあれば、実際の症状とヘルニアによって圧迫されている神経の場所が一致しないケースもあるし、また、ヘルニアが無くても症状が出ているケースも非常に多くあるわけです。

     

    これらを総合的に考えれば、ヘルニアを見つけたら鬼の首を取ったように、それを原因としてしまうことには無理があります。

     

    ★頸椎(首の骨)の問題

    とはいえ、頸椎が問題ででる症状が多くあるのも事実です。

     

    ※何度も書きますが、「〇〇が病気の原因のすべて!」「〇〇を治せば、すべてが治る!」ということはあり得ません。

     

    頸椎の問題として、変形性頚椎症、頸椎ヘルニアなどがあげられ、これが痛みやしびれの原因と考えられることが多くありますが、実際には結果であって原因とは言えません。

     

    どういうことかと言うと、

     

    首のこり(筋緊張)が長く続くことが、頸椎に長期にわたって圧力をかけていきます。

     

    これによって、頸椎の関節が変形していくと、変形性頚椎症に椎間板に負担がかかることで、頸椎ヘルニアになって痛みやしびれにつながっていくわけです。

     

    ★自律神経への影響

    脳から出た迷走神経は首を通って全身に繋がって行きます。

     

     

    この神経は、自律神経のうちの副交感神経です。

    首のこり(筋緊張)が、迷走神経に影響することで自律神経の乱れが出現します。

     

    迷走神経は、さまざまな場所に繋がっているので、そのつながった部位にいろいろな症状がでてきます。

     

    目:ドライアイ、眼瞼下垂、目のかすみ、飛蚊症など

    耳:聴力減退、耳鳴り

    喉:梅核気、喉の炎症

    鼻:慢性鼻炎、鼻水

    口:口内炎、歯痛

    その他:不眠、めまい、慢性疲労   手足、頭首の発汗異常 動悸、血圧不安定、情緒不安定

     

    また、自律神経系のバランスが乱れることで、ホルモン系のバランスも乱れていきます。

     

    特に、女性ホルモンのバランスが乱れることで、PMS(月経前症候群)や更年期症状なども出てきます。

     

    このように、首のこりがさまざまな症状の原因になっているわけです。

     

    最後に

    このように書いてきましたが、すべての症状の原因が100%首こりであるというつもりはありません。

     

    しつこく何度も書きますが、複雑系である人体において「〇〇が病気の原因のすべて!」「〇〇を治せば、すべてが治る!」ということはありえません。

     

    大成堂は、東洋医学による鍼灸を行う治療院ですが、科学的態度を重視しています。

     

    一方的な視点で人体を理解しようとすると、そこには歪んだ結果が生じる可能性が出てきてしまいます。

     

    大成堂は、東洋医学、西洋医学と多角的な視点であなたのお体を診ていきます。

  • 誰でもできる、めまい 頭痛 首こりの原因となる後頭下筋群を緩める3つの対処法

    めまい、頭痛、首のトリガーポイントシリーズでは、さまざまな症状の原因となる、首の筋肉に発生したトリガーポイントについて解説していきます。

     

    トリガーポイントとは、筋肉の中に発生した痛みの引き金(トリガー)となるポイントのことです。

     

    トリガーポイントが筋肉の中に出来ると、その筋肉に痛みを感じるだけでなく、一見関係のないように思われる離れたところにも痛みを感じます(これを関連痛とよびます)。

     

    関連痛は痛みだけでなく、その他の症状としてもあらわれることがあります。 めまいもその一つです。

     

     後頭下筋群(四つの筋肉)

    ・大後頭直筋

    ・小後頭直筋

    ・上頭斜筋

    ・下頭斜筋

    後頭下筋群には、この四つの筋肉が存在します。

     

     

     

    首の一番深い部分にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉で、後頭骨と首の骨(頸椎)についています。

    ここにトリガーポイントが出来ると、頭痛が起こります。

     

     

     

    トリガーポイントの教科書には、後頭下筋群のトリガーポイントによって体に起こる症状はここまでしか載っていません。

     

    しかし、大成堂で多くのめまいの患者さんを治療し観察してきた経験上、この筋肉が原因でめまいが引き起こされていると確信しています。

     

    後頭下筋の中の、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の三つで構成される後頭三角と呼ばれる部位があります。

     

    この後頭三角のなかを走る椎骨動脈の血流が影響をうけることでめまいが起こるケースがあります。

     

    その場合、この部分の筋緊張を緩和することで、めまいは速やかに解消されてゆきます。

     

    自分でできる対処法

    後頭下筋にトリガーポイントが発生したら、どう対処すれば良いでしょうか?

     

    ①保温

    ネックウォーマーなどを使って、首を冷やさないことが重要です。

    冷えることで血流が悪くなると、筋肉内が虚血状態になってしまいます。

     

    この状態は、筋肉を傷めやすい状況であり、また筋肉内に発痛物質が溜まりやすい状況でもあります。

     

    夜寝ている時に、布団が首までかかっていないことで首が冷えてしまい、朝起きた時には首に痛みを感じてしまうケースなどは典型的な例です。

     

    朝起きた時が一番調子が悪い場合は、まず首を冷やさないことに注意をしてみてください。

     

    ②ストレッチ

    これは四つの後頭下筋の付く方向が違いますので、首を傾ける角度が変わってきます。

     

    どの筋肉をストレッチするか、その目標で首を曲げる方向が微妙に変わってきますが、あまりそこにこだわる必要はありません。

     

    首を曲げた時に、自分の感覚で、こっているところ、痛いところがしっかりと伸ばされている感覚を味わいながら筋肉をストレッチしていけば正確なストレッチができます。

     

    ポイントは、勢いをつけて筋肉を伸ばさないことです。

    息を吐きながらゆっくりを伸ばしていってく、これはストレッチの基本です。

     

    ③お灸

    この部分を緩めるのに使うツボは崑崙です。

     

    後頭下筋の辺りには、天柱というツボがあります。

     

    天柱は、天国の柱という意味で、崑崙は天国に一番近い崑崙山の意味です。

     

    このため天柱を緩めるのに、崑崙が使われるのですが、たんなる言葉遊びではなくて、実際に緩めることが出来るツボです。

     

    崑崙は火傷しやすいツボなので、お灸をする際は気をつけてください。

     

    天柱は直接お灸をするのは不向きなのツボなので、指圧するのが良いでしょう。

     

  • 首のトラブル5つのタイプ

    首のトラブル5つのタイプ

    人体の中で、首はとても重要な場所です。

     

    いくら検査をしても異常が見つからず何年も悩まされ続けた、めまいや頭痛、自律神経失調などが、首を治療していくことで速やかに良くなってくるケースがいっぱいあります。

     

    なぜ首が原因でさまざまな症状が起こるのでしょうか?
    そして、どのように大成堂ではその首を治療していけばよいのでしょうか?

     

    【首の症状、5つのタイプ】

    鍼灸の本場中国では、首の症状を5つのタイプに分類しています。

    タイプ①:首型
    タイプ②:神経根型
    タイプ③:脊髄型
    タイプ④:椎骨動脈型
    タイプ⑤:交感神経型

    同じ首の問題でも、タイプによって出てくる症状は違います。

     

    それぞれを少し詳しくみていきましょう。

    タイプ①:首型

    長年の姿勢の悪さや、疲労の蓄積、または、むかし首を痛めたことがあって、それが治りきっていないこと等が原因となるタイプです。

    マクラが合わずに、朝起きると首が辛い人もこのタイプです。

     

    首の筋肉や、首の骨(頸椎)を取り巻く靭帯などに問題があります。

     

    このタイプの人は、寝違えになり易い場合が多く、いつも首が凝っていて、首をしょっちゅう動かしたくなります。

     

    頭痛をともなう場合が多く、後頭部やこめかみに痛みを感じやすいのが特徴です。

     

    タイプ②:神経根型

    首型が長期にわたると神経根型に発展するケースが多く、いわゆる頸椎症と呼ばれる症状のタイプです。

     

    首の痛み、こわばりに加えて、首から出ている神経に沿って肩・腕・背中・手などに、だるさ・痛み・しびれ等が出ます。

     

    重症になると、手の筋肉の委縮、筋力低下が出てきます。

    話題にも取り上げられることのあるストレートネックは、首型と神経根型の中間から神経根型あたりに位置しています。

     

    タイプ③:脊髄型

    首の骨の中を通る、脊髄が圧迫されるために起こるタイプです。

    首の骨の変形や、椎間板の突出などによって発症します。

     

    手足に力が入らなくなり、物を落としやすくなったり、歩く時につまずきやすくなったりします。

    重症になると、手足の麻痺が出てきます。

    基本的に、この脊髄型は鍼灸の適応から外れますが、鍼灸で症状が軽くなるケースも多くあります。

     

    タイプ④:椎骨動脈型

    これは、首の骨の中を通る動脈(椎骨動脈)が圧迫を受けて、血液の流れが悪くなることで、いろいろな症状が起るタイプです。

     

    脳への血流が悪くなることで、

    頭痛
    めまい
    目の症状
    ふらつき

    などの症状が起こります。

     

    不眠、記憶力の減退、精神抑鬱などの症状が起るケースも有ります。

     

    タイプ⑤:交感神経型

    これは、首の病変から自律神経に影響が及んだタイプです。

    自律神経系の影響が及ぶ範囲によって、脊髄型の症状や、椎骨動脈型の症状も現れる場合があります。

     

    首には迷走神経という副交感神経が通っています。

    この迷走神経が影響をうけることで、体が交感神経優位の状態になってしまいます。

     

    また、迷走神経は体のさまざまな部分にまで伸びているので、全身にトラブルが発生する可能性があります。

     

    目:ドライアイや眼瞼下垂、目のかすみ、飛蚊症など
    耳:聴力減退、耳鳴り
    喉:梅核気、喉の炎症
    鼻:慢性鼻炎、鼻水
    口:口内炎、歯痛
    頭痛、めまい、慢性疲労
    手足、頭首の発汗異常
    動悸、血圧不安定、情緒不安定

    などなど、バラエティーに富んだ症状の原因となります。

     

    また、首には星状神経節という交感神経のかたまりも存在しています。

     

    正常神経節ブロックという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは交感神経の過緊張を抑えて副交感神経を高め、自律神経系、免疫系、ホルモン系のバランスを整えるものです。

     

    大成堂の首治療にも同様の効果が期待でき、これにより自然治癒力を高められると言われています。

     

    【大成堂独自の首治療】

    さまざまな症状を引き起こす、首のトラブルですが、大成堂が得意とする首の治療で改善しているかたがたくさんいます。

     

    首が原因で、長年めまいに悩まれ体が衰弱し、ご家族の方が葬式の準備を考えるようにまでなった方が、現在では元気に生活をされるようになったケースもあります。

     

    大成堂の首治療ですが、まずは大成堂の治療にあるように、基本的な流れの治療を行っていきます。

     

    更に、首をゆるめるための治療が加わります。

    首をゆるめるための治療は、二段構えになっています。

     

    最初は柔の鍼です。
    手足の中で首のゆるむツボみつけ、鍼灸治療をします。

     

    一定期間、柔の鍼での治療を行った後、効果の出かたが遅い場合、あなたのお体の感受性を見ながら、剛の鍼の首鍼を加えて行きます。

     

    この柔の鍼と剛の鍼の二段構えこそ、大成堂が首の治療を得意とする理由なのです。

     

    【大成堂の首治療の適応症状】

    ・めまい
    ・頭痛
    ・首肩こり
    ・ストレートネック
    ・寝違え
    ・頚腕症候群
    ・むちうち
    ・自律神経失調症
    ・慢性疲労症候群
    ・VDT症候群
    ・ドライアイ
    ・眼痛
    ・耳鳴り
    ・難聴
    ・女性ホルモンバランスの乱れによるPMS(月経前症候群)や更年期障害
    ※女性ホルモンバランス療法と組み合わせての治療

    これらの症状だけでなく、首を治療することで、さまざまな症状が結果的に良くなるケースがあります。

  • 薬膳=漢方薬が入った料理 ✖

    薬膳=漢方薬が入った料理 ✖

    群馬県 伊勢崎市の鍼灸院
    大成堂より

     

    院長の藤田です

     

    薬膳というと、漢方薬が入っている料理をイメージするかもしれませんね。

     

    でも、本当は違います。

    あ、違うと言い切ってしまうと語弊がありますね。

     

    漢方薬を使っても、使っていなくても、薬膳の考え方で作られた料理が薬膳なのです。

     

    出典: www.oriental-f.co.jp

     

    薬膳の考え方って?

    全ての食材に、性質があります。

    四性「熱・温・平・涼・寒」

    五味「酸・苦・甘・辛・鹹」

    帰経「肝・心・脾・肺・腎」

    全ての食材に、それぞれ四性、五味、帰経の性質が存在します。

     

    例えば生姜。

    生姜は「温・辛・肺、脾」

    温は体を温めて、辛は発散作用があり、肺に良いので風邪の時に使えます。

     

    良く、生姜を沢山とって、体温を上げて、免疫力を高めよう!みたいなことが書かれていたりしますが、薬膳の考え方からすると、マズいこともあります。

     

    体が冷えている人には良いのですが、もし体に熱がこもっているタイプの人とっては、火に油を注ぐのと同じで、さらに良くない状態に持って行ってしまいます。

     

    かつて皇帝に使えた食医は、とても地位の高い存在だった

     

    中国の皇帝に使える医者の中でも、

    皇帝の体質を見極め、それに合った食事を出す「食医」が、「疾医(内科医)」「傷医(外科医)」よりも、位が上でした。

     

    まさしく東洋医学の真骨頂である「医食同源」「未病治」です。

    現代でも、本来は、生活習慣病などにならないように指導する方が、難しい外科手術をするよりも、高度先進医療よりも、(もちろん、これらが必要ないと言うつもりは毛頭ありません)医療費の観点一つから見ても重要です。

     

    「セルフ灸」「薬膳」による「未病治」
    それで対処できない場合、「鍼灸」「漢方」

     

    これが東洋医学本来の姿です。

     

    大成堂は、この本来の姿の東洋医学を、みなさんの生活に根付かせることを使命としています。

     

  • ぐるぐる回るめまいになったら

    ぐるぐる回るめまいになったら

    群馬県 伊勢崎市 首治療専門の鍼灸院
    大成堂より

    院長の藤田です。

     

    ある日突然「天井がグルグルまわって、とても立っていられない」ようなめまいになったことはありませんか?

     

    めまいは、さまざまな原因によって発生しますが、耳鳴りや難聴などの症状もあれば、メニエール病の可能性があります。

     

    メニエール病がおこるメカニズムは、耳の中にある内耳が浮腫(むくむ)ことが原因とされています。

    内耳は蝸牛、前庭、三半規管という三つの器官で出来ています。

     

    この中にはリンパ液が存在していて、このリンパの流れが悪くなることで圧が高くなり、内耳はパンパンになってしまいます。

    蝸牛は聴力に関係するので、ここのリンパ圧が高くなってしまうと難聴になります。

     

    前庭は平衡感覚に関係するので、ここのリンパ圧が高くなってしまうとフワフワするめまいになります。

    三半規管は回転に関係するので、ここのリンパ圧が高くなってしまうと回転するめまいになります。

     

    メニエール病といわれて頭に浮かぶのは、グルグル回るめまいだと思います。

    内耳がむくみ、その中でも三半規管にそのむくみが強く出た時に、グルグル回るめまいがおこったものがメニエール病です。

     

    メニエール病は、40~60歳代の働き盛りに多い病気です。

    神経質な人、几帳面な人、まじめな人、完璧主義の人などに起こりやすいと言われています。

     

    これは、ストレスなどの精神的な問題が、メニエール病の発症に深くかかわっているからではないかと考えられています。

     

    ぐるぐる回るめまい=メニエール病?

    メニエール病には厳密な診断基準があります。

    反復する回転性のめまいと、耳鳴り・難聴があること。
    これが満たされていなければ、メニエール病とは診断できません

     

    メニエール病によるめまいは数時間程度です。
    耳鳴り・難聴も同時に治まってしまいます。

     

    そして時間が経つと、まためまい発作が起こります。
    これが反復する発作ということです。

     

    メニエール病には、このような厳密な診断基準があるので、ぐるぐる回るめまいが起きても、すべてがメニエール病とは言えないのです。

     

    メニエール病と間違えやすい病気

    【突発性難聴】

     

    回転性めまい、耳鳴り、難聴という、メニエール病と同じ症状が起こる病気に、突発性難聴があります。

    突発性難聴の患者さんの40パーセント程度に、めまいを伴うので、メニエール病と間違いやすいのです。

    この二つの病気の大きな違いは、反復するめまいか、一度きりのめまいかということです。

     

    【良性発作性頭位めまい】
    急に頭を動かしたときに、突然めまいがおこる病気です。

    内耳の中の前庭と呼ばれる部位に、耳石がはがれることでおこり、決まった頭の位置によってめまいが出現するので、この名前がついています。

    メニエールと決定的に違うのは、耳鳴りや難聴が無いことです。

     

    突然ぐるぐる回るめまいが起こったら

    頭を動かすと、内耳が刺激され、めまいがひどくなるので、まずは頭を動かさないようにして安静にしてください。

     

    症状が和らぐので、耳鳴りや難聴のある方の耳を上に向けて横になると良いです。
    カーテンなどを閉めて、部屋を薄暗くし、テレビやラジオなども消してしまいましょう。

     

    市販の酔い止めを服用するのも良いです。

    しばらくおとなしくしていると、症状が治まってくるはずです。

     

    症状が治まっても、そのままにしておかず、耳鼻科を受診した方が良いでしょう。

     

    もし、めまいや吐き気の他に、

    強い頭痛や手足のしびれ、
    ろれつが回らない、
    意識が薄らぐなどの症状がある場合は、

    脳の障害などの危険な状態が起こっているので、すぐに救急車を呼んでください。

  • 首のこりがめまいを起こす

    首のこりがめまいを起こす

    首のこりがめまいに関係あるなんて、思ってもみなかったという方もいるかもしれません。

     

    ですが、実際には非常に多くの方のめまいが、首のこりが原因で起こっています。

     

    めまいというと、メニエール病や、頭位変換性めまいなど、まず初めに耳が原因と考えられます。

     

    もちろん耳が原因のめまいも多く存在します。

    また、脳が問題のケースもあります。

     

    しかし、耳も脳も検査をして異常が見つからないのに、めまいがずっとつづいて大変な想いをしている方が、いったいどれほどいることでしょうか。

     

    そういった多くの方のめまいの原因が、首から来ていることは、現代医療では見逃されやすいのです。

     

    そして、首を治療していくことで、そのめまいから解放されている方々が多くいる事実を知って欲しいのです。

    首のこりが、どうしてめまいにつながるのでしょうか?

    首には総頚動脈と椎骨動脈という二本の動脈があって、この二つの血管が脳への血流を司っています。

     

    この二つの動脈のうち、椎骨動脈は血流不全を起こすことがあり、椎骨脳底動脈不全症と言われます。

     

    これによって、脳への血液の流れが影響をうけて、めまいが起こります。

     

    首のこりは、この椎骨脳底動脈の血液の流れに悪影響を及ぼすので、めまいの原因になるのです。

     

    そのため、首のこりを解消することで、脳への血流が改善されて、めまいも改善されていくわけです。

     

    何年も前からめまいに悩まされ、耳も脳も病院で検査をしても異常が見つからず、どうしたら良いか悩まれている方は大成堂にご相談ください。

     

  • 鍼灸治療によるめまいの症例

    鍼灸治療によるめまいの症例

    「ああ、そこを押されるとめまいになりそうです」

     

     

    昨年末に突如ひどい回転性のめまいになって入院し、その後退院しても、まだめまいが残って日常生活に支障がでている80代女性の患者さん。

     

    首を押していくと、ある頸椎棘突起の右横に圧痛があって、そこを押すとめまいも出そうな感じだと患者さんは言いました。

     

    長野式鍼灸治療法を学ばれている先生には、何番の頸椎かはお分かりでしょう。

     

    このポイントは肝との関係が深く、肝はめまいとの関係が強い臓腑です。

    昔から中国では「諸風掉眩、皆属於肝」と言われています。

     

    体の中に風が吹くと眩暈が起こり、その風の発生源が肝となります。

    また、ここは椎骨脳底動脈不全とも関係のあるポイントです。

     

    めまいに、この長野式鍼灸治療法の椎骨脳底動脈処置が奏功します。

     

    この患者さん、今日二回目の来院でしたが、前回治療後、めまいが楽になったと言っていました。

     

    前回と比較して、院内での歩行、体位変換でも、恐る恐る動いていたのが、だいぶスムーズに動くことが出来ていました。

     

    一回の治療効果としては上出来でした。

     

    次回まで、ご主人に車に乗せて来てもらっていますが、その次は自分で運転して来られそうだと言われていました。

     

    高齢者は比較的改善に時間がかかるケースが多いのですが、この方は刺激に対する反応が良いので、初回から比較的良い結果となりました。