カテゴリー: コラム

  • なぜ薬でも治らない?機能性ディスペプシアの慢性化を防ぐためにできること

    なぜ薬でも治らない?機能性ディスペプシアの慢性化を防ぐためにできること

    「ちゃんと薬を飲んでいるのに、治らない…」あなたの不安に答えます

    機能性ディスペプシア(FD)で病院を受診し、胃薬や漢方を処方されたものの、症状が一向に良くならない…そんな経験はありませんか?

    • 「効いている気がしない」
    • 「一時的には良くなるけど、すぐにぶり返す」
    • 「薬を飲み続けるのが不安になってきた」

    こう感じている方は少なくありません。
    この記事では、なぜ薬だけでは改善しないのか、そして、慢性化を防ぐための具体的な方法をお伝えします。

    薬が効かないのはなぜ?その3つの原因とは

    1. 胃腸の症状を引き起こしているのは「自律神経の乱れ」

    機能性ディスペプシアの症状には、「検査で異常は見つからないのに不調が続く」という特徴があります。

    その背景には、自律神経のバランスの乱れがあります。

    人間の体は、緊張やストレスを感じると「交感神経」が優位になり、逆にリラックス時には「副交感神経」が働いて、胃腸の消化活動を助けます。

    ところが、ストレスや不安が長く続くと、胃の動きが低下し、胃酸の分泌も不安定になり、結果として不快な症状が続いてしまうのです。

    薬は「胃酸の分泌を抑える」「消化を促す」などの対処には効果がありますが、自律神経の調整まではサポートできません

    2. 「また痛くなるかも」という不安が、さらに症状を悪化させる

    「食べるとまた具合が悪くなるかもしれない」
    「気持ち悪くなったらどうしよう…」

    そんな**“予期不安”**が、無意識にあなたの体を緊張させてしまっています。

    これは心理的な問題ではなく、れっきとした身体の反応です。

    この状態が続くと、脳がストレスを感じやすくなり、自律神経が乱れ、さらに胃腸の働きが悪化する、という悪循環のスパイラルに陥ります。

    つまり、薬では改善できない「心と体の緊張」が、治らない原因のひとつになっているのです。

    3. 薬では“体質”を変えることができない

    薬は、症状の緩和や一時的な回復には効果的ですが、そもそも症状を繰り返す体質を変えることはできません。

    たとえば中医学では、機能性ディスペプシアの患者さんの多くが以下のような体質傾向を持つと考えます。

    • 脾胃タイプ:もともと胃腸が弱く、冷たいものや油っこいもので体調を崩しやすい
    • 肝タイプ:ストレスが溜まりやすく、イライラしやすい
    • 心タイプ:真面目、気にしい、心労による。不眠を伴うことも

    薬ではこういった体質改善にはアプローチできません。

    だからこそ、同じ薬を繰り返し使っても、症状が再発するのです。

     

    慢性化を防ぐにはどうすればいい?今日から始められる3つの実践法

    1. 自律神経に働きかける「やさしい刺激」が回復を助ける

    薬では届かない「自律神経」には、やさしく・継続的に整える施術が効果的です。

    当院・大成堂中医針灸院では、“刺さない鍼”を使った治療を通して、自律神経系・メンタル系・消化器系にアプローチし、体が本来持っている調整力を回復させます。

    副交感神経が優位になることで、施術中にお腹がなる方も多く、「自然とお腹が空く」「少しずつ食事が楽しめる」状態へと変わっていきます。

    2. 「安全に食べられた体験」を少しずつ積み重ねていく

    機能性ディスペプシアの方は、「食べることそのもの」が不安になってしまっています。
    そこで重要なのが、食事の“成功体験”を積み重ねていくことです。

    以下のような小さな工夫が有効です。

    • 食事は“静かで安心できる環境”でとる
    • 噛む回数を意識し、ゆっくり食べる
    • 食後はすぐに動かず、しばらくリラックスする
    • 最初は「安心して食べられるもの」から始める

    食事のたびに「大丈夫だった」という実感を増やしていくことで、心の安心感と胃腸の働きの回復が、ゆっくりと進んでいきます。

    3. 自分の「体質」と「ストレスの感じ方」に気づいてみよう

    機能性ディスペプシアは、「胃の不調」というよりも、“体質と心の癖”が症状として現れているケースが多く見られます。

    • 感情をため込みやすい
    • 睡眠不足
    • 生真面目
    • 何かと緊張しやすい
    • 自分を犠牲にする

    そんな特徴に心当たりはありませんか?

    当院では、あなたの体質を丁寧に確認し、体・心・食事・生活習慣すべてを整えるご提案をしています。

    薬だけに頼らないことで、身体はもっと変われる

    機能性ディスペプシアは、決して「治らない病気」ではありません。
    ただ、薬だけに頼っていては、体の本当の声に気づくことが難しいのも事実です。

    • なぜ胃がつらくなるのか?
    • なぜ不安が消えないのか?
    • なぜ繰り返すのか?

    その答えは、あなたの身体の中に必ずあります。

    あなた自身の治癒力を信じて、一緒に整えていきましょう

    「もう全部試した」
    「このまま一生この不調と付き合っていくのだろうか」

    そう感じている方も大丈夫。
    薬以外の方法にも目を向けることで、身体は確実に変わっていきます。

    私たちは、そんな方の「最後の駆け込み寺」になれるよう、心と体にやさしい施術を提供しています。 


    群馬県伊勢崎市で「根本改善」を目指すなら

    大成堂中医針灸院では、機能性ディスペプシアで食べるのが怖くなった女性に向け、心身一体となった施術を行っています。

    • 鍼灸による自律神経調整
    • 体質に合わせた漢方アドバイス
    • 食事・生活習慣のトータルサポート

    どこへ行っても改善しなかった方こそ、一度ご相談ください。

    群馬県伊勢崎市・大成堂中医針灸院の施術風景

    一人で悩まず、ご自身の心と体を守る第一歩を踏み出していきましょう。

    詳細は以下のリンクからご覧ください。
    大成堂中医針灸院の機能性ディスペプシア専門鍼灸

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  • 機能性ディスペプシアで「食べるのが怖い」あなたへ|まず知ってほしい本当の原因

    機能性ディスペプシアで「食べるのが怖い」あなたへ|まず知ってほしい本当の原因

    食べたいのに、食べるのが怖い…その苦しさ、わかります

    「お腹が空いているのに、食べようとすると胃が痛くなる」
    「食べるたびに症状が出るのが怖くて、食事を避けるようになってしまった」

    そんなふうに、食べること自体がストレスになってしまっていませんか?

    このページにたどり着いたあなたも、きっと毎日を不安の中で過ごしていることでしょう。

    まずは、あなたがここまで頑張ってきたことに、心から拍手を送りたいと思います。

    それでもなお、良くならない症状に悩んでいるのなら、もしかしたら「見落とされがちな本当の原因」にアプローチできていないのかもしれません。

    病院や薬で良くならない理由とは?

    機能性ディスペプシアは「異常がない病気」

    機能性ディスペプシア(FD)は、検査で明らかな異常が見つからないにもかかわらず、胃の痛みやもたれ、食欲不振などの症状が続く病気です。

    だからこそ、病院では「異常なし」と言われ、胃酸を抑える薬や漢方薬を処方されるにとどまることが多いのです。

    しかし問題は、胃や腸だけにあるわけではありません。

    本当の原因は「自律神経」と「心身のバランス」

     機能性ディスペプシアの根本には、自律神経の乱れや心と体のストレス反応が深く関わっています。

    たとえば──

    • 長引くストレス
    • 過去の「食べたら苦しくなった」というトラウマ
    • 慢性的な睡眠不足や疲労の蓄積
    • 胃腸の微細な炎症や過敏性

    こうした背景が少しずつ蓄積し、やがて「胃が痛くなるかもしれない」「また気持ち悪くなるのでは…」という“予期不安”のような心の緊張を引き起こします。

    この「食べることへの不安や恐怖心」は、脳がストレス状態と判断し、自律神経のうち交感神経(緊張モード)を優位にしてしまいます。

    するとどうなるか?

    • 消化の働きを担う副交感神経(リラックスモード)がうまく働かなくなり
    • 胃腸の血流が減り
    • 消化液の分泌も低下し
    • 胃の動きそのものが鈍くなる

    といった形で、ますます「胃の不調」が出やすい体の状態になってしまうのです。

    「ストレスと胃腸不調の悪循環図」

     つまり、

    「食べるのが怖い」 → 「自律神経が乱れる」 → 「胃腸機能が落ちる」 → 「また症状が出る」

    という悪循環のスパイラルに、あなた自身が巻き込まれてしまっている可能性があります。

    このループから抜け出すためには、単に「胃の不調を治す」のではなく、自律神経と心の状態に目を向けることが、改善の第一歩になるのです。

    「体質」と「生活習慣」からのアプローチが必要です

    あなたの体質はどうなっている?

    中医学(中国伝統医学)では、体質の違いによって症状の出方も対策も変わると考えます。

    たとえば、

    • 気滞タイプ(ストレスによる気の滞り)
    • 脾胃虚弱タイプ(胃腸が弱い)
    • 陰虚タイプ(身体が乾燥している)

    あなたに合ったアプローチができていなければ、いくら薬や漢方を試しても、十分な効果は出にくいのです。

    生活改善も必須

    また、小さな生活習慣の乱れが積み重なり、症状を悪化させてしまうこともあります。

    • 不規則な食事時間
    • スマホやパソコンの使いすぎ(自律神経への負担)
    • 寝不足や夜更かし

    これらを改善しないままだと、どんな治療も「その場しのぎ」にしかなりません。


    群馬県伊勢崎市で「根本改善」を目指すなら

    大成堂中医針灸院では、機能性ディスペプシアで食べるのが怖くなった女性に向け、心身一体となった施術を行っています。

    • 鍼灸による自律神経調整
    • 体質に合わせた漢方アドバイス
    • 食事・生活習慣のトータルサポート

    どこへ行っても改善しなかった方こそ、一度ご相談ください。

    群馬県伊勢崎市・大成堂中医針灸院の施術風景

    まとめ

    ・機能性ディスペプシアは「胃腸だけの問題」ではない
    ・自律神経の乱れ、心身のバランスが大きなカギ
    ・あなたの体質と生活習慣から見直すことが必要

    一人で悩まず、ご自身の心と体を守る第一歩を踏み出していきましょう。

    詳細は以下のリンクからご覧ください。
    大成堂中医針灸院の機能性ディスペプシア専門鍼灸

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  • 【長年の耳鳴り】耳鼻科でも治らない理由とは?根本から見直す東洋医学の視点

    【長年の耳鳴り】耳鼻科でも治らない理由とは?根本から見直す東洋医学の視点

    長年、耳鳴りが気になって耳鼻科に通っているけれど、なかなか治らない。そんな経験はありませんか?

    実は、耳鳴りは「薬」だけでは根本的に改善しないケースがほとんどです。

    この記事では、なぜ耳鼻科で耳鳴りが治らないのか、その理由と、東洋医学を活用した根本的なアプローチについて解説します。

    なぜ耳鼻科では耳鳴りが治らないのか?

    耳鼻科での耳鳴りの治療が難しいのには、明確な理由があります。

    「耳鳴り診療ガイドライン」によると、薬による治療の効果は限定的とされており、推奨されていないのが現実です。

    唯一、Aランクで効果があるとされているのは認知行動療法(CBT)です。

    また「TRT(Tinnitus Retraining Therapy)」という、耳鳴りを意識させない音を流す補聴器型の機器を用いた治療法も推奨されていますが、これも最初に行う教育的カウンセリングが効果のカギとなっていて、このカウンセリングがほぼ認知行動療法と同じ内容になります。

    しかし、これらの治療法を耳鼻科で丁寧に受けられる場所は、非常に限られています。

    耳鳴りは“脳のとらわれ”が原因?

    耳鳴りは単なる耳の問題ではなく、「脳」がとらわれてしまうことで増幅されていきます。

    これが耳鳴りが解消しにくい大きな要因の一つです。

    • 耳鳴りの音そのものよりも
    • 「気になる」「どうにかしたい」という思考から
    • さらに耳鳴りとらわれてしまい、その心理状況から不安やストレスが強くなり
    • そこから脳内の耳鳴り回路さらにが強化されてしまう

    この“とらわれ”を外すことが、改善への第一歩になります。

    東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチ

    1. 首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす

    心臓から出た血液は、首を通って頭に巡っていきます。その途中で耳の中にも血液が巡っていきます。このため首の詰まり(西洋医学的にはトリガーポイントと呼びます)があることで、耳への血液の巡りが邪魔されてしまいます。

    また頭の中を巡る水である脳脊髄液も首の詰まりがあることで邪魔されてしまいます。脳脊髄液と耳のリンパ液は管を通してつながっています。このため脳脊髄液の巡りを良くすることが耳のリンパの流れを良くすることにも繋がってきます。

    このため「首の詰まり(トリガーポイント)」を改善させることで、耳への血流とリンパの流れが整い、耳鳴りの状況を変化させることが期待できます。

    2. 脳の“とらわれ”を断つ「治神(ちしん)」

    耳「治神」とは、東洋医学の本質的な考え方で、心の状態を整える技術です。

    「耳鳴りを治そうとしない」という逆説的な心構えを持つことで、耳鳴りへの囚われから解放され、症状の軽減につながります。

    今すぐできる!耳鳴りセルフケア3選

    1. 首吊りストレッチ

    首の緊張を和らげて血流を促進

    まずは東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの1つめ「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ためのセルフケアになります。

    1. 曲池(きょくち)へのお灸

    耳と関連のあるツボ。リンパの流れを促します。

    これも東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの1つめ「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ためのセルフケアで、特に耳周囲の詰まりに対するものです。

    1. 「耳鳴りを治そうとしない」心のトレーニング

    無理に抑えようとせず、受け入れる姿勢を持つ。

    これは東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの2つめ「脳の“とらわれ”を断つ「治神(ちしん)」で、耳鳴りを撃退するために一番重要なセルフケアになります。

    キーワードは「治らなかったら治らなくてもいいや」です。

    もっと詳しくこのセルフケアのやり方を知りたい場合、この内容をテーマにしたYouTubeの中で実演入りでセルフケアの紹介をしています。

    まとめ:耳鳴り改善には「心」と「体」両面からのアプローチを

    耳鼻科でなかなか治らなかった耳鳴りも、「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ことと「脳の“とらわれ”を断つ」こと」の両方にアプローチすることで、改善の可能性が大きく広がります。

    ぜひ、今すぐ今日から始められるケアを取り入れてみてください。

    お知らせ

    群馬県伊勢崎市にある「大成堂中医針灸院」では、「刺さない鍼」によって心と体を整える施術を行っています。

    耳鳴りはもちろん、自律神経の乱れ、心身症のご相談も多数お受けしています。

    詳細は以下のリンクからご覧ください。
    大成堂中医針灸院の耳鳴り専門鍼灸

  • 足の冷えからくる むくみ対策 「ヒラメ筋」

    足刺激していますか?

    今回紹介するのはもう一つ足のめぐりに関係する場所「ヒラメ筋の緩め方」をお伝えしたいと思います。

    体の上から流れてきた血液やリンパ液が今度は逆に上に戻る時に、このヒラメ筋はポンプの働きをして上に押し上げてくれます。

    そのため、このヒラメ筋が硬くなるとポンプの働きが悪くなって足が冷えたりむくんだりしてしまいます。

    ヒラメ筋を緩めて足の冷えやむくみを解消するための方法をお伝えしたいと思います。

    とても簡単です。

    足の骨のすぐ内側の木はですね。

    ここに硬いヒラメ筋を触ることができます。

    この外側、これが被腹筋です。このヒラメ筋を左右から押しましょう。

    結構痛いです。

    上から下にまた下から上にお風呂に入って温まっている時に押してもらうとより効果的になります。

  • 足の冷えからくる むくみ対策「くせづける」

    いよいよ寒くなってきましたね。足、冷えてませんか?

    足が冷えると巡りが悪くなります。何の巡りが悪いのか、それは血。

    血液が熱を運ぶので、血の巡りが悪ければ足は冷えてしまいます。

    そうなると水の巡りも悪くなって足がむくんでしまうことが多々あります。

    血と水の巡りを良くして冷えとむくみを解消する方法をお伝えしたいと思います。

    足の毛細血管が縮こまっていると血が巡りません。そしてその状態がずっと続いていると縮こまった状態が通常の状態になってしまいます。

    そのため、三つの刺激を使って強制的に足の毛細血管を開いて、それが通常状態になるように癖付けていく必要があります。

    足の指や指の間を揉んだり、足の指を思いっきり動かしたり、足湯やこういった熱の刺激を使って強制的に毛細血管を開かせます。

  • メニエールと腎臓の深い関係

    ぐるぐる回るめまいが出たり、めまいがおさまったら耳鳴りが続いたりと、めまいと耳鳴りの両方の原因の一つであるメニエールは、耳の水の流れが悪くなって内耳がむくむことでおこります。

    以前「台風とメニエールの深い関係」でもお伝えしましたが、耳の水の流れをよくすることが必要な対処法になるのですが、体内の水の流れと腎・腎臓は深い関係があります。

    また、木・火・土・金・水の五行の水のグループに、肝・心・脾・肺・腎の腎臓は入ってきますが、目・舌・口・鼻・耳の耳も水のグループに入ります。

    水グループ繋がりで、腎臓と耳には深い関係があるんです。

    腎臓を整えて、耳を整え、水の流れをよくするツボを紹介したいと思います。

    膝を曲げてできる線の内側から1センチほど入ったところ。

    ここに陰谷(いんこく)というツボになります。

    お灸が一番良いのですが、今回は押しましょう。

    息を吐きながら10秒。10秒かける3回!

    ぜひ試してみてください!

     

  • 耳鳴りは脳から治そう!

    耳鳴りは脳から治そう!

    耳鳴りを治そうと思って、耳だけをなんとかしようとしても、無駄骨に終わることがほとんどです。

    なぜなら耳鳴りの根本的な問題は、脳にあるからです。

    スタートは耳のトラブルでも、それを脳が感じてネガティブな感情と結びつき、さらにそれにとらわれた状態になってしまうことで、耳鳴りはこじれて治りにくくなってしまいます。

    だから脳から治す必要があるのです。

    西洋医学の耳鳴り治療ガイドラインでも、薬を含めほとんどの治療方法が効果なしとダメ出しをされている中、唯一効果ありとされているのが「認知行動療法」です。

    これはまさに脳に効かせる治療方法といえるものです。

    私が常に伝えている「治りたかったら、治ろうとするな」とか、「耳鳴りは、鳴るなら鳴っていろと開きなおろう」という考え方は、認知行動療法の中でも特にACTと呼ばれる新しい分野で、実は似たことを言っています。

    耳鳴りは脳から治しましょう!

     

  • 食欲の秋にぴったりのツボ!

    やっときました食欲の秋!

    最近は秋が短くなってますが、この時期に美味しいものが豊富になるのは変わりないですね。

    こんな時期に、胃の調子が悪くてあまり食べられない状態だと残念すぎません?

    胃が悪からと言って、胃薬を飲んだりしてなんとかしようとしてもダメです。

    胃の働きをコントロールする自律神経を整える必要がありますし、更にはその自律神経を乱している原因をなんとかする必要があります。

    東洋医学では、胃の問題の多くは肝・心・脾・肺・腎の五臓の中の肝・肝臓にあると考えます。

    イライラや怒りなどのストレスから肝が大いに乱されて、それが胃にまで広がって胃の調子が悪くなります。

    肝臓を整えて、胃の問題を解決するためのツボを紹介します。

    ちょうど肝臓の真裏、背骨のすぐ右のところにあります。

    ここをおなじみの100均孫の手セルフケアで刺激しましょう。

    仰向けに寝て孫の手のボールをこのツボに持ってきて体重を乗せてます。

    そのまま深呼吸をして1分、1分かける3回。

    ぜひ試してみて下さい。

     

  • パニック障害はこうやって良くなる!

    パニック障害はこうやって良くなる!

    長年パニック障害に悩んでいると、これ良くなるのかなー、みたいに治っていくイメージができなくなったとしても仕方ないことです。

    東洋医学では「病は気から」と言いますが、良くなるのも気から、で、気はイメージすることが大切です。

    何度もお伝えしていますが、心の器としての体が整うことで、パニックも改善していきます。

    ①左の首が緩んで

    ②左の鎖骨周りが緩んで

    ③背骨の左、肩甲骨の間が緩んで

    パニックの本当の原因である心・心臓が整っていくことで、あなたの今の辛い状況は必ず変わっていきます。

    25年間も苦しんでいたパニック障害が良くなったこの方のように↓

    ぜひ良くなるイメージを明確に持って、出口が見えないように感じているそのトンネルを抜け出していきましょう。

  • パニックで高速道路に乗れないならこの方法!

    パニックで高速道路に乗れないならこの方法!

    これは新幹線、トンネル、映画館など、なんでも良いのですが、ある条件の時に発作が起こって、それ以降そこに行けなくなってしまう、これはパニックの厄介な点です。

    これに対して、今までもこのチャンネルで何度も紹介している、心の器である体を整えて根本的に心の問題を解決していくのが一番重要なのですが、今回は、ある程度体が整ってきた段階でやって欲しい方法を紹介します。

    この時期には、大事にしすぎないということが重要です。

    たとえば脚の筋肉を痛めた、筋肉が回復した段階で今度は鍛えていく必要があります。
    とはいえ、やり過ぎればまた怪我をしてしまいます。

    これと同じことがパニックでも言えます。

    高速道路にのるのが不安なら、すぐに降りられるような一区間だけ高速道路に乗って、大丈夫だという成功経験を積み重ねていきます。

    これをすることで大丈夫なんだという自信がついてきて、少しずつパニックを克服していけるのです。

    これは認知行動療法ではエクスポージャーと呼ばれる、非常に有効な手段ですので、パニックで悩んでいる人はぜひ実践して見てください。