カテゴリー: 首肩こり

  • 【改善事例】肩こりで夜中に目が覚めてしまう40代女性。その後突発性難聴で最来院。

    患者

    44歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成25年7月

    主訴

    肩や背中のはり 円形脱毛症 突発性難聴

    症状

    20代後半から肩こりを感じるようになり、35才ごろより背中の張りまで出るようになる。

    夜寝ている時に、大胸筋の凝りで目が覚めるようになった。

    天候の悪い日、雨の前に状態が悪くなっていたが、最近ではそれほど影響を受けないようになってきた。

    肩こりがひどくなってくると、頭痛も出てきて、気持ち悪くなる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、菱形筋に問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、三陰交 陰陵泉 四瀆 生辺 膏肓 崑崙 天柱 風池 etc

    経過

    一回目の治療後、10→4程度に軽減。今日は6~7に戻った。

    三回目の治療後、全体的には大丈夫な状態。昨日はやや肩が張っていた。

    夏は体調をくずしやすく、頭痛、手の震えがでることがある。

    四回目の治療時、円形脱毛症の相談を受け、その治療も加える。

    ※症状が改善してきたため、ここから二週に一回の治療ペースに変更。

    その後二ヶ月間、四回の治療をおこない、症状安定しているので略治として終了となる。

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    半年後に、突発性難聴になり発症一週間後に来院。

    病院でステロイド治療を受けている。

    週一回の治療で合計三回の治療で、耳の問題は無くなり略治として終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、大成堂に通院されていた職場の同僚に紹介されて来院された方でした。

    肩こりがひどく、頭痛にまで発展することもありました。

    治療の経過中に、上司がストレスとなり、円形脱毛症になってしまいます。

    そのため、その治療も同時に行っていきました。

    ストレスを受けると体に出やすい状況で、後に突発性難聴にもなってしまいました。

    肩こり、円形脱毛症、突発性難聴とも、ストレスが原因で起こりうる症状です。

    東洋医学では「肝」の問題になってきます。

    ストレスによって「肝」の働きに影響が及ぶと「気」のめぐりが悪くなります。

    「気」のめぐりが悪くなると「血」のめぐりも悪くなり、「血余」と呼ばれる髪に栄養が行かず脱毛してしまいます。

    突発性難聴は、ウイルスの感染と血流障害が原因と西洋医学的には考えられていますが、東洋医学からも「血」のめぐりが悪いことで発症すると考えます。

    以上から、東洋医学的な考えでは、気血をめぐらせることで、三つの違った症状が一つの治療方針で改善させることができたわけです。

  • 【改善事例】首肩腰の痛みのために来院していたら、妊活もできてしまった30代女性

    患者

    32歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成21年3月

    主訴

    首肩こり 腰痛

    症状

    2~3年前より、肩こり腰痛があって、一時的に痛みが強くなることはあったが、時間の経過とともに痛みは軽減していた。

    今回、2ヶ月前から痛みが出現し、時間が経過してもずっと痛みが軽減しない。

    以前、整形外科でなで肩だから、肩がこりやすいと言われたことがある。

    職場でパソコンを一日中使っている。近視で視力0,1。

    冷え症、寒がり。

    食欲、睡眠、便通問題ない。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、扁桃弱体、腰方形筋と起立筋に問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 曲池 陰谷 曲泉 四瀆 志室 L4,5夾脊 屈伸 etc

    経過

    一回目の治療後、肩は10→4程度に軽減。腰は変わらなかった。

    治療後当日はだるくなった。

    二回目の治療後、ほとんど痛み無い。

    三回で略治として治療終了。

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    半年後、また同様の痛みを訴えて来院。

    一回目の治療後、変化は見られず。

    二回目の治療後も、少し軽くなったのみ。

    三回目の治療後、ほとんど気にならない状態に。

     

    全四回の治療で略治として治療を終了。

    四回目の治療時に、二人目の子供ができないという話になり、骨盤内の血流を高めるためのお灸をすると同時に印をつけて、自宅でお灸をするようにアドバイスをした。

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    四ヶ月後に来院。

    前回、妊活のお灸を教えてもらい自宅でお灸を開始したら、すぐに妊娠出来たとのことだった。

    現在妊娠10週。

    首こりとともにつわりも有って、体がだるく呼吸がしにくい。

    治療は免疫、筋緊張緩和、糖代謝、骨盤内血流に関係するツボを使った。

    一回目の治療後、10→3程度に軽減。

    二回目の治療後、ほぼ大丈夫な状態に。

    全二回の治療で略治として治療を終了。

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    10ヶ月後に来院。3ヶ月前に出産した。

    首から肩のこり、頭痛にまでなりそうな状態。

    今回も同様の治療を、全五回で略治として治療を終了。

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    1年後に同様の状態で最来院。

    全二回で略治として治療を終了。

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    3年後に同様の状態で最来院。

    全三回で略治として治療を終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、首肩こりが毎回メインの症状として来院されていました。

    途中で一度、妊活の話になり、お灸でもできますとお伝えして、自宅でセルフ灸をしてもらったところ、すぐに妊娠をされてしまいました。

    その前にも、同様のケースがあったので、この患者さんにもおススメをしました。

    毎回の首肩こりをはじめとする諸症状は、数回で良くなって治療が終了となり、忘れたころにまた来院されるということを繰り返しています。

    直近では三年間が空いていますが、段々と治療の間隔が長くなってきているので、状態が良いのでしょう。

    前回の治療終了時から、一年程経っていますが、次はいつ来院されるのでしょうか。

  • 【改善事例】3年前に脊椎を強打してから背中の痛みがずっと続く30代女性

    患者

    31歳 女性 群馬県 前橋市

    初診

    平成25年5月

    主訴

    背中の痛み 首肩こり 頭痛 

    症状

    3年前に背骨をテーブルの角にぶつけ、胸椎3番が陥没する。

    時間が経つにつれ、ぶつけた部分は良くなったものの、背中の痛み、肩のこりや痛みはずっと続いていて、最近は寝返りも打てない程になっている。

    ぶつける前までは、仕事でパソコンを使っているためやや背中がこるのを自覚する、という程度だった。

    全身が重く、気持ちも重い。

    睡眠が浅くて、物音ですぐに目が覚めてしまう。

    ある販売チェーン店の市場調査の仕事をしていて、ハイヒールで長く歩く事が多い。

    ミオナール、ロキソニン、ビタミンC 補中益気湯などを服用している。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    胸椎の打撲自体は既に良くなっているのに強く痛みが残っている原因は、骨そのものにあるのではなくて周りの筋に問題があるため、その筋を緩めていくことをメインの目的として治療をした。

    また瘀血、糖代謝の問題もあったため、同時に治療をしていった。

    使用したツボは、中封 曲池 陰陵泉 四瀆 中脘 正栄 経渠 脊中 etc

    経過

    一回目の治療後、当日は眠気が強かった。次の日の朝は気持ちよく起きられた。

    二回目の治療後、背中の痛みは10→4程度だったが、今日は10→6~7になっている。

    三回目の治療後、背中の痛みは10→0にまでなり、肩こりがほとんどないくらいだった。今日は10→3。

    四回目の治療後、背中の痛みは今までで一番楽だった。今日は10→1~2程度。

    その後も、多少の背中の痛みのアップダウンはあるが基本的に楽な状態になっていた。

    同様のペースで来院し、計八回の治療を受けが時点で、仕事の関係上一旦通院を停止した。

    二ヶ月後に最来院。

    ずっと調子が良かったが、三日前より痛みが強くなったので最来院をしたとのことだった。

    同様の治療を、週に一回のペースで5回おこなった。

    また同様に状態がよくなり、略治として治療を終了とした。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、初回の治療後に眠気が強くなりましたが、こらは比較的多くの患者さんに見られる現象です。筋肉を含め、凝り固まってしたった体が緩む過程で出てくる現象なので、特に心配されるようなこともありません。

    症状が非常にスムーズに楽になっていったケースでした。

    骨を打撲した結果、その骨の周りにトリガーポイントという、痛みを発生させる引き金になるポイントが筋中に発生すると、自然とそれが消滅することはほぼ無いので、長期にわたって痛みを感じることになってしまうわけです。

    このトリガーポイントに対しては、鍼が一番安全で効果のある手段となります。

    実際に鍼灸を受けた患者さんの声

    Q1:大成堂に来られた時、どのような症状がありましたか?

       数年前に脊椎を圧迫骨折してから背中の痛みやハリが
       続くようになり、首や肩のハリ、ひどくなると吐き気や頭痛
       などの症状もありました。

    Q2:今までその症状に対して、どのように対処していましたか?
       背中の痛みや首や肩のハリは整形外科でリハビリなどを
       していました。薬は湿布や痛み止めなどを処方されていました。

    Q3:大成堂に来院する前、どのような期待や不安がありましたか?
       私はインターネットで大成堂を知ったのですが、先生のブログを
       みて、「ここなら安心して行けるかも」と思ったので不安は
       ありませんでした。鍼灸で、痛みがハリが少しでもよくなればと
       と期待していました。

    Q4:実際に来院されてどうでしたか?
       先生が私の身体の症状をとても細かく聞いてくれて、
       コミュニケーションもとても大切にしてくれるので、
       安心して治療に通うことが出来ました。
       鍼は痛くないし、お灸もチリチリと熱いくらいでした。
       ツボの場所も教えてもらえるので、自宅でも手軽に
       お灸(せんねん灸)が出来ます。とてもありがたいです。

    Q5:大成堂の鍼灸治療を、どのような人に勧めたいですか?
       身体のいたみなど、少しでも不調なところがある人に
       すすめたいです。あと、今不調がなくても健康を維持したい方
       にもすすめたいです。(先生に教えられた東洋医学の
       ¨未病を治す¨です。)

    ※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

  • 【改善事例】頭痛、めまい、肩こりに悩む働き過ぎの40代男性

    患者

    43歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    頭痛 めまい 肩こり  

    症状

    2ヶ月前より頭痛、めまいが出現。当時、18時間現場で仕事をぶっ続けていた。

    以前より、疲れると頭痛が出ていたが、睡眠をとれば回復できる状態だった。

    今回は、睡眠をとっても頭痛はずっと続いたままである。

    締め付けられるようで、うっ血しているような感じ。めまいは現在は落ち着いている。

    一週間前までは、自分の運転で車酔いしてしまうので、車の運転もできなかった。

    今週、やっと半径10㎞範囲内は行動できるようになった。

    安定剤服用で食欲がなんとか保てている状態。ベスト体重よりも5㎏減ってしまった。

    現在、仕事を休んでいる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全、副腎疲労、扁桃弱体が認められ、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 曲池 中封 照海 崑崙 天柱 膏肓 etc

    経過

    一回目の治療後、頭痛は10→3.5。めまいも出ていない。

    ベストの体重から6㎏まで引き続き落ちてきているので、検査を勧めた。

    二回目の治療後、頭痛、めまい問題ない。

    血液検査の結果、異状なしだった。次は胃カメラを飲む予定。

    三回目の治療後、調子良い。肩甲骨周囲が張るぐらい。

    体重の減りは落ち着いている。胃カメラの結果は、慢性胃炎とのことだった。

    治療間隔を二週間に一回に伸ばす。

    四回目の治療後、調子良い。頭痛めまいは無い。

    仕事を週3日やり始めている。

    体重は横ばい。

    五回目の治療後、週4日で仕事をしている。やや頭痛が出た。

    調子が安定して良いので、治療間隔を月に一回に伸ばす

    六回目の治療後、週5日で仕事をしている。肩こり少しあり、頭痛ややあり。

    七回目の治療後、仕事フル、残業ありでも調子悪くない。時々肩がこるかな?程度。

    この後、月に一回のメンテナンス治療に移行。

    仕事がハードになると疲れが出てくるが、しっかりと睡眠をとれば元に戻れる状態。

    半年後、状態が良いので略治として治療終了した。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、初回の治療で頭痛が激減し、その後もスムーズに状態が良くなっていきました。

    仕事のし過ぎ、過労が原因でした。

    パソコンの仕事なので、目を酷使し、また姿勢も悪いので頸椎、頸筋の負担が重なっていました。

    副腎疲労、扁桃弱体のサインも出ていて、単純に体を休めても休まらない状態になっていたので、積極的な休養とっていく必要がありました。

    積極的な休養とは、副交感神経を刺激して心身がリラックスするように持っていくことで実現できるものです。

    鍼灸によって頸筋を緩めて、副交感神経を刺激できたことが、非常に速やかに症状が改善していった要因と思われます。

  • 寝違えが2週間治らない伊勢崎市30代銀行受付の女性【改善事例】

    患者

    37歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    寝違え 首肩こり・痛み  

    症状

    二週間前に寝違え。

    今までにも、時々寝違えることはあったが、1日経てば自然に治っていた。

    しかし、今回はずっと痛みが良くならず、我慢をしていたら一週間経った時点で痛みが強くなってきてしまった。

    その時点で、鍼治療も受けたが良くならなかった。

    現在も、ずっと同じように痛く、首を左右に回せない。

    車の運転で、バックをするのが大変。

    治療

    頸椎の問題、瘀血の問題、糖代謝の問題が認められるので、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 大巨 外関 大杼 崑崙

    経過

    一回目の治療直後、痛みが軽減し首を楽に動かせるようになる。

    二回目の来院時、痛みは10→2。

    治療後はほぼ痛み無い状態になり、二回の治療で略治として治療終了とした。

    治療ふりかえり

    寝違えは、大成堂の非常に得意とする症状の一つです。

    よほどの重症でない限りは、その場で首が動くようになります。

    この患者さんは、取り引きのある信用組合の受付をしている方でした。

    大成堂のこともご存知で、ある時受付で話をしていると、「寝違えがなおらなくて辛い」と打ち明けられ、大成堂に来院することになりました。

    軽度の寝違えなら、治療をしなくても1日2日で自然に治るものです。

    しかし、一週間経っても痛みが強いままの場合は治療をしなければ治りません。

    この患者さんは、一週間経った時点で鍼灸治療を受けていますが改善しませんでした。

    一括りに鍼灸治療といっても、適切なツボに適切な刺激を与えられないと、効果が無い場合も多くあります。

    そこが鍼灸治療家の腕の見せ所となるわけです。

  • 【改善事例】今までいろんな治療を受けて良くなったことがないと言う、首肩腰痛に悩む40代男性

    43歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    首、肩、腰の痛み  

    症状

    2、3年前から、寝て起きた時に寝違え様の状態に頻繁になるようになった。

    それまでは、本を枕にしてねて首を痛めたことはあったが、今回ほどの状態になる事はなかった。

    首の左側が、顔を上げ下げしたり、左右に向くたびに痛みを感じる。

    レントゲンでは、頸椎の5番と6番の間の軟骨が柔軟性を失っていると言われた。

    左腰から左臀部、左大腿後面の痛み。

    椎間板ヘルニアと診断された。

    右中指腱鞘炎。

    アレルギー性鼻炎。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    副腎疲労、椎骨脳底動脈血流不全、首肩筋緊張、痔静脈鬱血、腰臀部筋緊張の問題があり、それに対処する治療をおこなっていった。

    使用したツボは、照海 陰陵泉 四瀆 会陽 肩阿是穴 首夾脊 etc

    経過

    一回目の治療後、首はするどい痛みから普通の痛みになった。

    二回目の治療後、同じ様。

    左肩から左指にかけてしびれている。

    三回目の治療後、首の痛みは朝やや良い。

    五回目の治療後、首は痛くない時があるようになってきた。

    この時にインポテンツの相談を受ける。

    元気な時は元気だが、ダメな時はダメで、最後まで行けないこともあるとのことで、これに対するツボも加えることとした。

    六回目の治療後、首10→6程度に。

    七回目の治療後、朝起きた時にとても調子が良い日がある。

    良くなっていると感じる。

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    この後も、同様のペースで治療を継続、。

    初回から三ヶ月間の治療で、首の痛みは10→2~3程度に。

    腰も腰痛バンドを使わないでいられる程度になる。

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    この後、治療間隔を二週に一回のペースに変更。

    二ヶ月して、首はほとんど気にならない程度に。

    更にメンテナンス治療として、一年半治療を継続。

    その都度、いろいろと体の疲れを取り除き、時に痛めたところの治療をしつつ、体調の維持をしていった。

    体が全体的に良い状態になり、略治として治療を終了した。

    いままで治療が効いたことがないんですよ

    初回の治療時に、この患者さんは「いままで治療を受けて効いたことが無い」とポロっと言われました。

    その言葉を聞いて、「よーし効かせてみようじゃない」と静かに闘志を燃やしたことを覚えています。

    最初、患者さんの言葉どおり、治療に対する反応が鈍く、効果も今一つ出なかったので、これはダメなのかなとやや心配する場面もありました。

    しかし、しっかりと継続来院してくれたので、最終的には効果を出すことができて、ホッとしました。

    人の体はさまざまな体質があって、反応が良くて、すぐに効果が出やすいタイプと、

    反応が鈍くて、効果が出るまでに時間がかかってしまうタイプがいます。

    効果が出るまでに時間がかかるタイプの場合、効果がでるまで辛抱強く継続来院できるかがポイントとなります。

    こちらが経過予想を説明しても、聞いてもらえず来院ストップとなってしまうこともあり、そんな時は非常に残念に思うのと同時に、申し訳なく思います。

    基本的に、治るまで来院していただくと、治る確率は高くなるものと考えていただくと良いかと思います。

  • 【改善事例】頚椎症、手根管症候群に悩む、ケーキ屋さんで働く50代女性

    53歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    首、肩の痛み 手、足のしびれ 手首の痛み

    症状

    1年前から手のしびれが出現。脳のMRI検査をしたが、異常は見つからなかった。

    首が問題だということで痛み止め、筋弛緩剤が処方された。頸椎専門のカイロプラクティックに行ったこともある。

    半年前に手の痛みが強くなり手根管症候群と診断された。

    手術をするかどうかを決めるにはギリギリの状態だったので、様子見ということになった。

    町中の整形外科にずっと受診していた。

    1ヶ月前に左腰から左大腿の痛みが出現。

    10日前に首の痛みが出現。血流を良くする薬で腰の痛みが軽減。

    首から手の痛みは、朝起床して10~15分経つと強くなってくる。お風呂に入ると軽減。デパスが一番効果がある。

    ケーキ屋に勤めていて、今月いっぱいでフルの仕事はやめる予定。

    20年近く前に交通事故、車が横転するほどの事故。

    5年ほど前にのぼせ、動悸など更年期の症状がでたことがあった。

    睡眠:夜中に1~2回目が覚める。

    治療

    1~2週間に一回のペースでの治療をスタート。

    卵巣、扁桃弱体、椎骨脳底動脈血流不全、頚部筋緊張の問題があり、それに対する治療をおこなった。

    経過

    一回目の治療後、手足のしびれはほとんど無くなった。

    首肩も楽になっている。朝起床時、楽である。

    二回目の治療後、週に一回ほど両手を使ってしまうと、痛みが強くなってしまう。

    左腰から臀部の痛みある。

    三回目の治療後、首は大丈夫。

    全五回の治療で、首、手の状態が良いので、治療のペースを月に一回に変更。

    自宅でのお灸と組み合わせ、調子が悪くなると自分でお灸で対処することを主に、月一の治療でメンテナンスをしていく形になり、それが2年間ほど継続。

    その後は、更に調子が良い時が多いため、本当に調子が悪くなった時に来院するのみで、現在も治療継続中。

    はり灸文化の復活にとって理想的な東洋医学を取り入れた生活

    この患者さんは、来院三年目です。

    現在、基本は自分でのお灸をして、体調を整えることを中心として、思い出したときや、体調の悪い時に大成堂に来院する形になっています。

    大成堂が理想とする形で鍼灸を活用している患者さんです。

    大成堂では「はり灸文化の復活」を実現させていくことを目指しています。

    江戸時代に、はり灸が庶民の生活に根付いていて、ちょっとした体のトラブルは、セルフ灸で対処していって、それで対処しきれない場合に、専門家の治療を受けるという習慣があったわけです。

    この理想に非常に近いのが、この患者さんのケースなのです

     

  • 【改善事例】首肩こりから頭痛に悩む20代女性セラピスト

    27歳 女性 群馬県 渋川市

    主訴

    首肩こり 頭痛 

    症状

    一年半前に出産。

    一年前に、添え乳をして横になっていたら、右首を痛めた。

    その前から右首は凝ったりすることが多かった。

    リラクゼーションの仕事をしていて、右の親指を使い過ぎて、母指球筋が疲れてくると、右首の凝りが強くなることが良くあった。

    20代のになった頃から頭痛はあった。

    首の状態が悪くなると、頭痛も強くなる。

    先月離婚をした。

    諸事情により、まだ分かれたご主人と同居しているため、いろいろとストレスが強い。

    小学校高学年の時に、横断歩道を渡っていて、左から車に轢かれたことがある。

    19歳の時に、単身事故。ガードレールにぶつかって胸を打ち、1週間くらい痛みが続いた。

    父、父方の祖母も糖尿病。

    母方の祖父が肺がん。母の弟も前立腺がん。

    以前、近所の鍼灸院で治療を受けた時、すごくほぐれたのだが、帰りの車で気分が悪くなり、しばらく横になっていたという経験がある。

     

    治療

    二週間に一回のペースで治療をスタート。

    瘀血、免疫弱体、副腎疲労、椎骨脳底動脈不全、そしてなにより糖代謝の異常がみられ、それを改善する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 尺沢 曲池 陰陵泉 太白 崑崙 etc

    経過

    一回目の治療後、首肩の凝りは10→2程度になった。

    かなり楽で、良い状態。

    二回目の治療後、二回ほど頭痛薬を飲んだ。

    三回目の治療後、寝不足になると目が疲れ、頭も重くなる。

    雪かきをして、首、腰、腕が筋肉痛。

    四回の治療で、首肩の凝りは落ち着いているので、一旦治療を休止。

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    その後、半年間一ヶ月に一回来院。

    糖質制限をして一ヶ月ぐらい。

    右首、腕、左腰、左臀部が凝っている。

    足のむくみがある。

    首のこりがぶり返し。

    など、その時々でいろいろな訴えがあり、その都度対処していった。

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    その後も、思い出した時に来院し、数ヶ月は二、三週に一回来院し、また休止ということを繰り返していった。

    最終的には、家庭の事情で来院が困難になり、治療ストップとなった。

    甘い物の甘くない誘惑

    この患者さんは、父方に糖尿病を患っている人が多数います。

    こういう場合、この患者さんも糖代謝が弱い体質を受け継いでいる可能性が強いと考えられます。

    実際、糖代謝異常のサインが出ていました。

    糖代謝異常があると、筋肉のコンディションが悪くなり、トラブルが起こりやすくなります。

    この患者さんは、右首、腰、臀部の筋肉にトラブルが起こりやすい状態でした。

    毎回の治療後はとても楽になり、しばらくは良い状態が続きますが、家庭の事情もあり定期的な継続治療が出来にくく、また調子が悪くなると来院して治療をするということを繰り返していました。

    リラクゼーションのセラピストとして仕事をしていて、お客さんの筋肉の凝りを頑張ってほぐしていることで、自分の筋肉が凝ってしまうということを繰り返していました。

    同僚や、関連店の鍼灸師などに凝った筋肉をほぐしてもらってもあまり効果がなく、一度鍼灸で気分が悪くなってしまうこともありました。

    しかし、大成堂の治療では、直後効果も良く、長続きするので、凝りがひどくなると来院することを繰り返していました。

    もう少し、集中して継続治療ができていたらと残念に思うケースでした。

  • 【改善事例】頭のモワモワ、首こりに2年前から悩む30代きゅうり農家の男性

    35歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    首肩こり 頭のモワモワ  

    症状

    2年前から、首こり、頭のモワモワを強く感じるようになる。

    きゅうり農家で作業で体に負担をかけ、以前から多少は首こりや頭のモワモワを感じていたが、大雪でハウスがつぶれたことや、さまざまなことが重なり強く感じるようになる。

    夏に熱中症にもかかり、更に酷くなる。

    酷い時はめまいも起こるようになり、後頭部がそわそわする。

    日中はずっと感じていて、夜が一番楽。

    天気の悪い日は調子が悪い。

    暑いところにいると、胸がドキドキする。

    休みがあまりとれない。

    目の疲れもあり、パソコンやスマホはあまり見れない。

    集中力が続かなくなった。

    三ヶ月前に初めての娘ができた。家に帰っても一人の時間が取れない。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    椎骨脳底動脈不全のための治療をメインにおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 曲泉 四瀆 崑崙etc

    経過

    一回目の治療から三日間は、10→2程度に軽減していた。

    その後は10→6程度までに戻った。

    暑いところでドキドキすることが無かった。

    二回目の治療後、ずっと10→3程度の状態が続いている。

    三回の治療で、首こりは10→3で落ち着いている。

    その後、きゅうりの収穫時期には、ずっと上を向いているので首の筋肉痛になるため、首の筋肉を緩める治療を。

    トラクターにのって長時間作業する時期には、背中の筋肉が張ってくるので、それを緩める治療を。

    と、その都度ケアをしながら、現在も治療継続中。

    スポーツトレーナーのように鍼灸院を活用してほしい

    プロスポーツの選手は体が資本ですから、さまざまな体のトラブルが起こった時、その都度対応しています。

    マッサージ、リハビリなどもありますが、鍼灸が多くの選手に活用されていることは、あまり表立っては知られていません。

    また、コンディションを整えて、体のトラブルが起こりにくい状態にしておくことにも、鍼灸は活用されています。

    これは、何もプロスポーツ選手だけの特権ではありません。

    体を資本として仕事をしているすべての人が、体をケアすることは当然必要なことです。

    それによって生活を成り立たせているわけですから、体のコンディションを万全に持っていきたいものです。

    今回の患者さんは、過酷な肉体労働をしている方です。

    それによって生活を成り立たせているわけですから、プロスポーツ選手と同じと考えて良いわけです。

    体のコンディションを整えて、万全の体制でキュウリの栽培が出来るように、スポーツトレーナーと同じスタンスでこの患者さんの治療には当たっています。

  • 【改善事例】首肩こり、手根管症候群、腱鞘炎に悩む50代更年期の女性

    52歳 女性 群馬県 前橋市

    主訴

    首肩こり 手根管症候群 腱鞘炎

    症状

    左首肩の痛み。こりが強くなりすぎたような感じ。

    以前は両方の肩こりがあったが、現在は左が強くなってしまった。

    右肩は半年前に痛くなり、リハビリやストレッチで対処した。

    両手の手根管症候群。一年前に右手、その四か月後に左手を手術した。

    手術をして指先のしびれは軽減したが、手術痕の手首の痛みがある。

    左拇指腱鞘炎の痛みがある。

    家事やパソコンで痛みが強くなる。

    左卵巣嚢腫の手術。

    昔から生理不順だった。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタートした。

    瘀血、扁桃弱体、卵巣、副腎疲労、骨盤内血流不全などの状態が見受けられ、それぞれに対応するツボを使用した。

    使用したツボは、中封 曲池 陰陵泉 復溜 帯脈 次髎 環跳etc

    経過

    一回目の治療後、肩の痛みは10→8程度に軽減。

    二回目の治療後、日によって痛みが非常に楽のときもあれば、痛みがまだ強い時もある。

    五回の治療後、肩は10→2ほどに。

    その後仕事を始め、また肩の調子が悪くなる。

    同様の治療を継続して更に六回おこなった。

    基本的に、治療後は楽になり、辛い時は自宅でのお灸も継続してしのいでいた。

    改善傾向ではあったが、一進一退の状態が続いていたある日、この患者さんから電話がある。

    大雪が降った時に転倒して両手を骨折してしまい入院してしまったとのこと。

    仕切り直しで治療を再開

    両手骨折で入院してから二ヶ月後に治療を再開。

    左は肘、右は手首の骨折だった。

    骨折自体は既に治っていたが、このことにより手根管の痛みが強くなってしまった。

    今までの肩や手根管、腱鞘炎の治療に加え、骨折後のケアも加えていった。

    扁桃弱体、卵巣、副腎疲労、骨盤内血流不全に加えて、腱の状態を良くするためのツボも同時に使っていった。

    週に一回のペースで半年ほど治療を継続していき、骨折の後遺症はほとんど問題なくなる。

    完全にすべてが良くなるところまではいかず、治療や自宅でのセルフ灸を継続していくなかで、肩こり、腱鞘炎、手根管手術の後遺症など一定のラインで保っていられる状態だった。

    ある程度の体の状態になり、いままで辞めていた仕事を、新たに探して就職することとなった。