カテゴリー: めまい

  • 突発性難聴からめまいが続くみどり市60代女性の改善までの経緯【改善事例】

    M・S

    63歳 女性 群馬県 みどり市

    初診

    平成27年1月16日

    お悩みの症状

    めまい 頭が重い

    M・S様が当院に来院された経緯

    Sさんは、10年前に突発性難聴になって入院しています。

    当時、ステロイドの治療で突発性難聴は良くなりましたが、その後3ヶ月に1回めまいが出現するようになってしまいました。

    60歳で定年となり仕事を辞めて、一時期調子が良くなっていましたが、一年後にめまいと吐き気が出現するようになりました。

    その後1年間で2回ほど強いめまいが出現しています。

    直近では、一週間前に強いめまいが出現し、その後も朝に軽いめまいが出ています。

    最近は、一週間に一回ほど夜寝られないことがあるとのことです。

    初回カウンセリングの様子

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]Sさん、初めまして。治療を担当する院長の藤田です。

    まずは現在のお体の状態を教えていただけますか?[/baloon-line-left]

    [baloon-line-right img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/jyoseiwakai.jpg”]今一番大変なのは、朝起きた時にそれほど強くはないのですが、グラグラとめまいを感じることです。

    また、週に一回ぐらい、よく睡眠がとれないことがあります。[/baloon-line-right]

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]めまいは気持ちの良いものではありませんね。

    病院で検査もされているようですね。[/baloon-line-left]

    [baloon-line-right img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/jyoseiwakai.jpg”]はい、去年脳のCTも撮りましたが異常はありませんでした。

    良性のめまいだと言われていますが、なかなか良くならず、ずっとこのままなのかと思うと、気分も落ち込んでしまいます。

    定年になって、新しい生活がはじまってこれからという時に、良い手立てはないものかと思い、こちらに伺いました。[/baloon-line-right]

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]分かりました。早くSさんのお体の状態を向上させて、めまいに悩まずにすむようにしていきましょう。[/baloon-line-left]

    検査の結果

    脈を診ると弱く、体のエネルギーが無い状態を表していいます。そして、その中にやや緊張が存在している状態でした。

    脳への血のめぐりに関係する椎骨脳底動脈に問題があるサイン、脳神経の疲労のサイン(僧帽筋の緊張)も見られ、

    また、お腹の状態を診ると、免疫の弱体化、瘀血の問題を示すサインも出ていました。

    初回の治療

    まずは週一回のペースで治療をしていくとお伝えしました。

    脳への血のめぐりを高めるために、椎骨脳底動脈の状態を改善するツボを使用。

    また、免疫強化、瘀血解消のツボも使用しました。

    使用したツボは、陰陵泉 中封 曲池 四瀆 崑崙 天柱etc

    加えて、毎日の自宅でのセルフ灸を指導。

    経過

    初診(1月16日)

    はじめての鍼灸、しかもあまり鍼灸を信頼していないことが見受けられたため、小学生でも平気で受けられる無痛鍼による施術を行った。

    心が鍼を受け入れていないために、体の反応も今一つ。

    このような患者さんの場合、効果が現れるのに時間がかかることが多いので、施術を継続していく事の必要性、しっかり継続していくことで改善が見込める事をお伝えした。

    二診目(1月23日)

    前回施術の後、2日後に強いめまいが出現した。

    朝のめまいも依然としてある。

    三診目(2月6日) 

    大きなめまいは出ていない。

    小さなめまいも、以前より軽くなってきている。

    ※予想以上のスピードで状態が良くなっていることもあり、月に二回の施術ペースに変更。

    四診目(2月26日)

    めまい無し。

    調子良い。

    五診目(3月13日)

    寝不足になると、めまいっぽくなることが頻繁に有ったのが、無くなった。

    六診目(3月25日) 

    朝4時に目が覚めてしまうとのこと。

    入眠時間が、夜の10時半、11時なので、それほど心配する必要はないと伝える。

    本日の朝から、頭重とめまいが起きそうな感じがある。

    七診目(4月10日)

    調子は悪くなかった。

    最近、落ち込むことが無かった。

    首がこって、脈が速いなと感じることが一回あった。

    八~十二診目(5月7日~7月16日)

    首の凝りを感じることが時にあり、そんな時はめまいっぽい感じが出る程度。

    日常生活に支障はないレベルで推移していた。

    十三診目(8月5日)

    回転性めまいが起こった。2時間ほど起きられず。

    めまいが起こるまでの4日間、暑さと、ご主人のいびきが原因で、睡眠が良く取れなかったとのこと。

    それが原因となって、久々の回転性めまいが起こったと考えられる。

    十四診目(8月20日)

    前回の回転性めまいは一時的なもので、その後は特に大きく変わってはいない。

    状態が

    十五診目(9月1日) 

    今朝、目が覚めた時にめまいを感じたが、起きたら大丈夫だった。

    ※多少めまいを感じることはあるものの、日常生活に影響するような程度ではないため、治療間隔を1ヶ月に一回に。

    十六診目(10月15日)

    めまいは出なかった。

    十七診目(12月3日)

    東北にバス旅行に行った。

    帰って来てから疲れ、風邪をひいた。

    十八~二十一診目(平成28年1月28日~4月28日)

    めまいを少し感じることもある程度。

    また不眠になってきた。

    二十二診目(7月14日)

    一週間前に少しフラフラした程度。

    前回の治療から二ヶ月経ったところで、少しめまいが出る感じだった。

    二十三診目(8月18日)

    一週間前からめまいが出るように。

    その前からめまいがでそうな気配があった。

    二十四診目(12月1日)

    ずっと大丈夫だったが、一週間前からめまいが出るように。

    11月上旬ごろから変な感じだった。

    二十五診目(12月22日)

    前回の治療後、翌日からめまいは軽減。

    二十六診目(平成29年1月5日)

    12月29日に、一日2~3時間ほどパソコンで年賀状を作成していた。

    寝不足もあった。

    30日31日と回転性めまいが出現。吐き気、めまいもあった。

    二十七診目(5月11日)

    4月に物干しを干そうとしたら、回転性めまいが出現した。

    その後も、頭の重いのが続いていて、昨日運動をして横を向いた時に回転性めまいが再び出現。

    二十八診目(5月23日)

    めまいは落ち着いた。

    二十九診目(7月13日)

    昨日の朝から、めまい出現。

    5日前からキーンとする耳鳴りがあった。

    一ヶ月前から、肩こりがひどかった。

    三十診目(7月20日)

    めまいは落ち着いた。

    ※これ以降も、普段は調子よく、疲労が蓄積して首の凝りがひどくなるとめまいが出現し、その都度治療をして改善させています。

    総括

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]

    初回の来院時、看護師であるSさんは「自分が鍼灸を受けるなんて・・・」としきりに言っていました。

    長年、西洋医学の世界に浸ってきていたため、東洋医学である鍼灸治療を受ける自分に納得できなかったようです。

    数回の施術の後、治療効果を実感してからは積極的に通われるようになりました。

    一回目の治療の時は、施術に対する体の反応が悪く、効果が出るのに時間がかかるかなという印象でした。

    しかし、効果を実感するとともに反応も良くなったため、スムーズに良くなっていきました。

    心と体は密接な関係があるので、心の状態(治ろうとする気持ち、施術に対する信頼)などは、治療効果にも大きく影響します。

    この事例をご覧になって、鍼灸を受けるかどうか迷っている方がいたら、この点をよくよく考えてから決めてください。

    せっかく受けるのなら、出来る限り効果が出やすい状況で受けて欲しいので。[/baloon-line-left]

  • 【改善事例】1年前から耳鳴りとめまいを感じ、めまい発作で仕事ができなくなる不安を抱えている40代男性

    S・A様

    49歳 男性 埼玉県 深谷市

    初診

    平成29年7月20日

    お悩みの症状

    左耳鳴り めまい

    S・A様が当院に来院された経緯

    一年前のある日、突然耳鳴りを感じるようになったSさん、会社でめまいと吐き気が出現して病院に駆け込みました。

    そのような発作が2回起こってからというもの、耳鳴りはずっと続いていて、めまいの発作も時々起こるようになってしまいました。

    めまいの発作が起こるのは、だいたい天気の悪い時でした。

    一時期、まったく発作が起こらなくなった時がありましたが、梅雨時に再びめまいの発作がおこるようになって以来、天気に関係なく突然起こるようになってしまいました。

    初回カウンセリングの様子

     

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]Sさん、初めまして。本日治療を担当する院長の藤田です。よろしくお願いいたします。

    めまいが頻繁に起こるようになったとのことですが、もう少し詳しく今までの状況を教えていただけますか?[/baloon-line-left]

    [baloon-line-right img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/danseiwakai.jpg”]はい、一年ほど前の朝、突然左の耳鳴りが聞こえるようになって、なんだろうと思ったのですが気にせず会社に出勤しました。

    しかし、会社で突然めまいと吐き気が出て、会社を早退して病院に駆け込みました。

    病院で検査をしてもらったのですが、特に異常はみつからず、何が原因なのか分かりませんでした。

    それからというもの耳鳴りはずっとしていて、天気の悪い時に突然めまいが起こるようになってしまいました。

    数ヶ月して、一時期めまいが起こらなくなったのですが、梅雨時になってぶり返してからは、天気に関係なく週に何回もめまいが起こるようになってしまいました。

    仕事に支障がでてしまい、いつ発作が起こるかとビクビクしています。[/baloon-line-right]

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]以前よりめまいの発作も頻繁になって来ていますし、仕事にも支障が出ているのは大変ですね。

    めまいの発作が起こった時の状況を、もう少し詳しく教えてください。[/baloon-line-left]

    [baloon-line-right img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/danseiwakai.jpg”]はい、最初突然汗が出てくるようになって、それに続いてフワーとめまいを感じるようになります。一旦発作が起こると、2時間ほど続きます。[/baloon-line-right]

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]病院で検査をしたとのことですが、何科にかかりましたか?[/baloon-line-left]

    [baloon-line-right img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/danseiwakai.jpg”]耳鼻科と脳神経科です。何も異常はないとのことで、めまいの薬を出されて、それをずっと飲んでいますが・・・[/baloon-line-right]

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]めまいというと、耳か脳が原因と一般的には考えられていますが、そこに異常がないのにめまいに悩む方は多くいます。

    実は、首の問題でめまいが起こるケースが非常に多くあって、Sさんの場合もそれに該当する可能性が高いのです。

    では、今から問題の原因を見つけていきたいと思います。[/baloon-line-left]

    検査の結果

    検査を行っていくと、

    頚椎の三番の問題椎骨脳底動脈循環不全のサインがみられました。

    頚椎三番はめまいとの関係が深いポイントです。

    椎骨脳底動脈は脳への血流に関与していて、ここに問題があるとめまいを引き起こします。

    耳鳴りは、耳周囲のトリガーポイントが確認できて、この問題が直接耳鳴りの原因になるのと同時に、耳への血流にも悪影響をおよぼしていることが見受けられました。

    これらの原因を改善させて、耳鳴りを鎮め、めまいの発作が起こらないようにしていきましょうとお伝えしました。

    また、耳鳴りめまいが起こるようになったのと同時期に、むくみやすくなったとの情報が引き出されました。

    お腹を触ると、非常に冷えていました。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 左曲池 難聴点 翳明 完骨 etc

    経過

    初診(7月20日) 

    頚椎三番の圧痛と、椎骨脳底動脈循環不全のサインとなる圧痛ともに四瀆と外関への無痛鍼によって消去させました。

    その後、耳周囲のトリガーポイントに鍼と灸をして緩め、施術を終了しました。

    左外関に施術をする時に、左の中指、薬指、小指が切断されていることに気がつきました。

    お話しを伺うと、15年ほど前に仕事中の事故で切断してしまったとのことでした。

    実は、この左手の指が切断されていることも、左耳鳴りに関与するのですが、それは考察で触れたいと思います。

    施術のツボに対してマーキングをして、自宅でのセルフ灸の指導を行いました。

    二診目(7月27日) 

    前回の治療後、それまではめまいが起こると2時間は続いていたのが、10分程度でおさまるようになったとのことでした。

    指導したセルフ灸もしっかりと行い、一回の施術で改善傾向がみられ前途洋々だと伝えしました。

    前回と同じ施術を行い、一週間後に来院するようにお伝えしました。

    三診目(8月2日) 

    前回の施術後めまいは起きていない。耳鳴りも小さくなっているとのこと。

    引き続き、順調に改善傾向がみられているので、施術も変えず初診、二診目と同様に行いました。

    五診目(8月24日) 

    めまいは引き続き起こっていない。「めまいが起こったら・・・」という恐怖心をずっと持っていたが、それもなかったと喜ばれていました。また耳鳴りも3分の2程度まで小さくなってきているとのことでした。

    六診目(8月31日) 

    めまいは無かったが、仕事でじっと坐っている時にやや不安感を感じた。

    この時期は梅雨と同じで、湿気が非常に多い季節です。この辺りがやや不安感を感じる状態に影響していると判断しましたが、今までの施術の積み重ねがあるので問題はないと判断しました。

    なお湿気に関しては、上記の指の切断と合わせてめまいに影響をおよぼしますが、これも考察のところで詳しく触れたいと思います。

    ※1クール六回の施術を終えた時点で、かなりの改善傾向がみられているので、施術間隔を二週間に一回のペースに伸ばしても問題ないと判断し、その旨をお伝えしました。

    七診目(9月14日) 

    めまい無く、耳鳴りも引き続き徐々に小さくなっている。

    十診目(11月2日) 

    めまい無し。体調良い。耳鳴りは半分にまで小さくなった。

    ※状態が安定しているものの、将来まためまいが起こったらという漠然とした不安は持っているので、施術間隔を三週間に一回のペースに伸ばして引き続き施術を行ってい来ましょうとお伝えしました。

    十三診目(1月5日) 

    めまい無し。耳鳴りは仕事中などは全く気にならず、静かな時に気になる程度。

    ※現在も三週間に一度のペースで施術をしながらセルフ灸を続けて、体調は非常に良い状態を維持できています。

    総括

    [baloon-line-left img=”https://taiseidou.ozaki-junji.com/wp-content/uploads/2018/01/fujitafukidashi_0112110806.png”]

    今回のSさんは、突然の耳鳴りとめまいになやまされていましたが、実は突然に問題が起こったのではありません。

    左の指を15年前に切断していますが、まずこのことが耳鳴りの原因となっています。

    特に左の薬指と小指は、鍼灸医学では耳や頚椎三番と直接のつながりがあると考えています。

    15年前の指の切断の影響が、耳やめまいを起こす首のさまざまな部分に徐々に影響をおよぼして、コップに水が徐々に溜まって最後にあふれ出るように、あたかも突然耳鳴りとめまいが起こったのです。

    また、湿気がめまいの発作とリンクしていますが、東洋医学では「水毒」と呼んで、耳鳴りやめまいの大きな原因と考えられています。

    耳鳴り、めまいが起こるようになったのと同時期にむくみ易くなったり、湿気のある季節に悪化しているのはそのためです。

    Sさんは、指導したセルフ灸もまじめに継続してくれましたが、お灸は体内の余分な水分を捌いてくれる働きがあるので、このことも改善を速める要因となったと考えられます。

    なによりも、Sさん自身が積極的に治して行こうという意思をもって継続して来院されたことが、良い結果につながりました。

    Sさん、将来仕事を続けられるかという不安が解消されて本当に良かったですね。

    もしこれをお読みのあなたも同じような症状で悩んでいるのでしたら、Sさんのように積極的に治して行こうとする意思をもつことが、今の状況を改善する一歩になる事を知って欲しいと思います。

    [/baloon-line-left]

     

  • 【改善事例】砂糖が原因?!季節の変わり目にめまいがひどくなる高校の先生の改善までの経緯

    患者

    35歳 男性 群馬県 佐波郡玉村町

    初診

    平成28年8月7日

    主訴

    めまい 耳鳴り

    症状

    1年前より、季節の変わり目にめまいを感じるようになる。

    1~2ヶ月前から、だんだんめまいを強く感じるようになり、耳鳴り(高音)も感じるようになる。

    動こうとするときにフワーとめまいを感じる。

    耳鳴りは夜寝る時に感じる。

    病院で検査をしてもらったところ、特に異常はみつからず。

    デスクワークが多く、パソコンでの仕事が多い。

    視力が悪く、コンタクトをしていないと0.02.

    20歳ごろから頭痛は感じていて、目の奥や、後頭部に痛みを感じるようになっていた。

    検査

    体を診ていくと頚椎3番・5番の問題がみられた。

    頸椎の3番の異常がめまいの原因になるケースは非常に多く、この患者さんにも問題が見られた。

    また糖代謝の異常もみられ、すい臓疲労(慢性膵炎様の腹)のサインまで見られる状態だった。

    糖代謝異常は、筋のコンディションに悪影響を与えめまいの原因にもなる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    検査の結果より、頸椎3番・5番の調整、糖代謝異常の調整、脳底動脈の循環の調整に対する治療をおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 曲泉 四瀆 太白 崑崙 T11夾脊穴 天柱 etc

    経過

    一回目の治療(8月17日)、治療後少し楽になった。

    初回来院時の体の状態を10として、健康な状態を0と仮定した場合、10→7に軽減。

    二回目の治療(8月24日)、治療後は、首肩にコリを感じるようになった。10→7のまま。

    三回目の治療(11月10日)、治療後は、3~4日間は4程度に軽減した。その後は7程度に戻った。

    四回目の治療(9月7日)、治療後、最初10→6程度に、その後7程度に。

    五回目の治療(9月14日)、治療後は10→5程度に。めまいがひどくなくなってきた。急に頭を動かした時のめまいはあるが、以前ほどではなくなってきた。

    六回目の治療(9月22日)、治療後は10→3~4程度に。そのほか気になる事は無い。

    七回目の治療(9月28日)、治療後10→3。

    八回目の治療(10月5日)、治療後3~4日は10→0~1程度に。その後は2~3に。

    ※状態が良くなってきたので、治療間隔を二週に一回のペースに変更。

    九回目の治療(10月19日)、10→0~1。悪くても2程度だった。

    喉のつまり感が、以前からあったが、ここ1,2週間強くなっている。

    十回目の治療(11月2日)、ほとんど無い感じ。のどのつまり感もない。

    ※状態が良いので三週間間を開けることにした。

    十一回目の治療(11月24日)、部活で二泊三日で出かけた。

    休みの次の日、疲れてくると10→1~2程度に。

    十二回目の治療(111月10日)、10→1~2程度。

    ※やや状態が戻ってしまったので、二週間後に来てもらうことにした。

    十三回目の治療(平成29年1月18日)、治療後ずっと大丈夫で10→0、今週に入って10→2.

    ※また状態が良くなってきているので三週間後に来てもらうことに。

    十四回目の治療(2月8日)、。昨日、一昨日に少し違和感が出た程度で、ずっと調子良かった。

    十五回目の治療(3月2日)、大丈夫。

    十六回目の治療(4月5日)、大丈夫。

    ※職場の学校が遠くに移動になってしまい通院できないこともあり、ひとまず略治として終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、比較的時間がかかったものの、順調に改善する経過をたどった方でした。

    初診時お腹を診ると糖代謝異常のサインが、更にはすい臓疲労のサインまでが出ていました。

    砂糖の摂りすぎは、インシュリンを絶え間なく分泌させるので、すい臓疲労につながって行きます。

    血糖値やヘモグロビンA1cは問題ない状態でも、問題のある状態です。

    水面下で問題があるものの、水面上には出てきていないので、検査では問題のない状態になってしまうのです。

    これを未病の状態と言います。

    この状態でいると筋肉のコンディションが悪くなって、筋肉のトラブルにつながる事も多くあります。

    この患者さんの、めまいの直接的な原因は首の筋肉にありました。

    糖代謝異常が首の筋肉に問題を起こして、それがめまいにつながったわけです。

    このため治療としては、糖代謝の異常に対しての治療と、首の筋肉を緩める治療を組み合わせて進めていきました。

    結果、最終的には日常生活でめまいは気にならない状態になりました。

    職場の高校が、今まで前橋だったのが館林になってしまい、大成堂に来院できる時が分からなくなってしまったこともあり、ひとまずは略治として大成堂を卒業されていきました。

  • 【改善事例】育児のストレスと疲れによる首肩こりとめまいに困っている40代女性。

    患者

    45歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成28年1月

    主訴

    首肩こり めまい

    症状

    20代後半から肩こりを感じるようになり、35才ごろより背中の張りまで出るようになる。

    夜寝ている時に、大胸筋の凝りで目が覚めるようになった。

    天候の悪い日、雨の前に状態が悪くなっていたが、最近ではそれほど影響を受けないようになってきた。

    肩こりがひどくなってくると、頭痛も出てきて、気持ち悪くなる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、菱形筋に問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、三陰交 陰陵泉 四瀆 生辺 膏肓 崑崙 天柱 風池 etc

    経過

    一回目の治療後、10→4程度に軽減。今日は6~7に戻った。

    三回目の治療後、全体的には大丈夫な状態。昨日はやや肩が張っていた。

    夏は体調をくずしやすく、頭痛、手の震えがでることがある。

    四回目の治療時、円形脱毛症の相談を受け、その治療も加える。

    ※症状が改善してきたため、ここから二週に一回の治療ペースに変更。

    その後二ヶ月間、四回の治療をおこない、症状安定しているので略治として終了となる。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    半年後に、突発性難聴になり発症一週間後に来院。

    病院でステロイド治療を受けている。

    週一回の治療で合計三回の治療で、耳の問題は無くなり略治として終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、大成堂に通院されていた職場の同僚に紹介されて来院された方でした。

    肩こりがひどく、頭痛にまで発展することもありました。

    治療の経過中に、上司がストレスとなり、円形脱毛症になってしまいます。

    そのため、その治療も同時に行っていきました。

    ストレスを受けると体に出やすい状況で、後に突発性難聴にもなってしまいました。

    肩こり、円形脱毛症、突発性難聴とも、ストレスが原因で起こりうる症状です。

    東洋医学では「肝」の問題になってきます。

    ストレスによって「肝」の働きに影響が及ぶと「気」のめぐりが悪くなります。

    「気」のめぐりが悪くなると「血」のめぐりも悪くなり、「血余」と呼ばれる髪に栄養が行かず脱毛してしまいます。

    突発性難聴は、ウイルスの感染と血流障害が原因と西洋医学的には考えられていますが、東洋医学からも「血」のめぐりが悪いことで発症すると考えます。

    以上から、東洋医学的な考えでは、気血をめぐらせることで、三つの違った症状が一つの治療方針で改善させることができたわけです。

  • 【改善事例】2年前に突然起こっためまいの後遺症で、ふわふわと浮くようなめまいや頭痛に悩む20代男性

    患者

    28歳 男性 群馬県 太田市

    初診

    平成27年5月

    主訴

    ふわふわと浮くようなめまい 頭痛 耳の奥の痛み 首肩こり

    症状

    20代後半から肩こりを感じるようになり、35才ごろより背中の張りまで出るようになる。

    夜寝ている時に、大胸筋の凝りで目が覚めるようになった。

    天候の悪い日、雨の前に状態が悪くなっていたが、最近ではそれほど影響を受けないようになってきた。

    肩こりがひどくなってくると、頭痛も出てきて、気持ち悪くなる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、菱形筋に問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、三陰交 陰陵泉 四瀆 生辺 膏肓 崑崙 天柱 風池 etc

    経過

    一回目の治療後、10→4程度に軽減。今日は6~7に戻った。

    三回目の治療後、全体的には大丈夫な状態。昨日はやや肩が張っていた。

    夏は体調をくずしやすく、頭痛、手の震えがでることがある。

    四回目の治療時、円形脱毛症の相談を受け、その治療も加える。

    ※症状が改善してきたため、ここから二週に一回の治療ペースに変更。

    その後二ヶ月間、四回の治療をおこない、症状安定しているので略治として終了となる。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    半年後に、突発性難聴になり発症一週間後に来院。

    病院でステロイド治療を受けている。

    週一回の治療で合計三回の治療で、耳の問題は無くなり略治として終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、大成堂に通院されていた職場の同僚に紹介されて来院された方でした。

    肩こりがひどく、頭痛にまで発展することもありました。

    治療の経過中に、上司がストレスとなり、円形脱毛症になってしまいます。

    そのため、その治療も同時に行っていきました。

    ストレスを受けると体に出やすい状況で、後に突発性難聴にもなってしまいました。

    肩こり、円形脱毛症、突発性難聴とも、ストレスが原因で起こりうる症状です。

    東洋医学では「肝」の問題になってきます。

    ストレスによって「肝」の働きに影響が及ぶと「気」のめぐりが悪くなります。

    「気」のめぐりが悪くなると「血」のめぐりも悪くなり、「血余」と呼ばれる髪に栄養が行かず脱毛してしまいます。

    突発性難聴は、ウイルスの感染と血流障害が原因と西洋医学的には考えられていますが、東洋医学からも「血」のめぐりが悪いことで発症すると考えます。

    以上から、東洋医学的な考えでは、気血をめぐらせることで、三つの違った症状が一つの治療方針で改善させることができたわけです。

  • 【改善事例】中学生の時から繰り返すぐるぐる回るめまい、耳鳴りがつづく先天性難聴の20代女性

    患者

    29歳 女性 群馬県 太田市

    初診

    平成28年9月

    主訴

    ぐるぐる回るめまい 耳鳴り

    症状

    先天性難聴あり。

    お母さんと一緒に来院。問診時のコミュニケーションは、こちらの話す言葉は口の動きで理解できる程度で、上手く理解できない時はお母さんが助け舟を出す状況。

    中学生の時に、グルグルとフワフワのめまい、耳鳴りが出現した。

    その時は服薬で治まった。

    それから半年に一回繰り返してめまい、耳鳴りが出るようになる。

    今回は、10日前に三日間グルグルめまいが出現。

    三日間で治まってからは、耳鳴りとフワフワめまいがずっと続いていて現在会社を休んでいる。

    三ヶ月間仕事を休みしっかりと治したいと思い、大成堂に来院された。

    食欲低下。

    便通は一日一回。

    スノボ、スキーをしていてむち打ちになった事は何度もある。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    脈は沈弱やや緊で、エネルギーが弱い状態の上にストレスがかかっている状態が見受けられた。

    また、頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題、瘀血の問題、扁桃弱体の問題が見受けられたので、それに対する治療をおこなっていった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 築賓 曲池 紹介 崑崙 翳明 難聴点 etc

    経過

    一回目の治療後、当日は調子良かったが、次の日にめまいが出現し、嘔吐、耳鳴り。

    それからずっとめまいも出ている。

    二回目の治療後、めまいは無かった。耳鳴りは10→8に軽減した。

    肩こりが以前よりも楽になった。

    三回目の治療後、めまいは無くなった。出ていない。耳鳴りは10→4に軽減。

    肩ははりを感じる程度。

    四回目の治療後、めまいは出ていない。耳鳴りが一日あったがその後は無かった。

    五回目の治療後、めまい出ていない。耳鳴りも出ていない。

    来週から仕事に復帰することになり、略治として治療終了。

    なぜ首を治療することでめまいが改善するのか?

            

    この患者さんは先天性の難聴で、初回はお母さんと一緒に来院されました。

    最初にお話しを伺って行く時に、こちらからの話は口の動きを読むいわゆる読唇術で理解をし、それで分からない場合に、お母さんが助け舟をだすというコミュニケーションでした。

    この患者さんのめまいと耳鳴りは、話を伺っていく中で難聴とは関係がないと判断しました。

    スキーやスノーボードの経験があり、よく転んでいたそうです。

    むち打ち的に首に衝撃を受けると、その時は治ったかのように思えても、頸椎に問題が潜在的に残る場合があります。

    めまいの原因として多いのは、耳よりも首です。

    頸椎に問題が存在するようになると、頸椎の周りの筋肉にトリガーポイントという組織ができます。

    そして、頸椎を通って脳に入っていく動脈である椎骨脳底動脈の血液循環に影響がでてきます。

    そうするとめまいがおこります。

    そのため、トリガーポイントを緩め、椎骨脳底動脈の循環を良くすることでめまいが改善されるのです。

    これは、西洋医学では見落とされているめまい発生のメカニズムなので、多くのめまい難民が生れてしまっています。

    めまい程多くはありませんが、耳鳴りに関しても、耳周囲のトリガーポイントと、耳への血液循環の問題でおこる場合があります。

    この患者さんは、そのケースに当てはまったようで、めまい、耳鳴りともに全6回の治療で略治となりました。

    総括

    首を治療することで改善できるめまいや耳鳴りの人は、実は多くいます。

    西洋医学では見落とされてしまうところなので、めまい難民といわれる方が非常に多くいるのも事実です。

    首を治療することで改善できるのに、それを知らないことで治る機会をのがしているとしたら非常にもったいないことです。

    あなたのめまいも首が原因かもしれません。

  • 【改善事例】長年の後頭部痛から、最近はめまいもでるようになってしまった40代男性

    患者

    44歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成26年4月

    主訴

    頭痛 めまい

    症状

    1年前より、くらっとするめまいを感じていた。最初は毎日だったが、だんだん減って来て、今では月に一回程度。めまいの時は、何かにつかまっていないとダメなほど。

    脳神経外科で検査をしたが、特に異常は見つからなかった。耳鼻科では、聞こえが悪いと言われた。一時期は服薬もしていた。

    後頭部痛があってモヤモヤする感じがあり、首肩のこりも辛く、お酒飲み過ぎた翌日は立ち上がれないぐらい辛い時がある。

    仕事はパソコン作業と立ち仕事。2週間昼勤、1週間夜勤の交代勤務になっているので、睡眠は、昼勤の時は夜9時~朝4時、夜勤の時は朝7時~午後2時半が睡眠時間となっている。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈の問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 崑崙 天柱 風致 etc

    首の牽引も同時に行った。

    経過

    一回目の治療直後、10→5程度に。後頭部のモヤモヤは無くなった。めまいは出ていない。

    二回目の治療後、10→3程度に。調子良かった。めまいは出ていない。

    三回目の治療後、10→3~4程度に。モヤモヤが少しぶり返した。めまいは出ていない。

    四回目の治療後、、10→1~2程度。少しモヤモヤがあった。めまいは出ていない。

    五回目の治療後、10→1程度。調子良い。

    全六回の治療で、略治として治療を終了。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、昼夜勤務のハードワーカ-で、パソコン作業と立ち仕事を半々程度行っていました。

    パソコン作業により、頚部の筋肉の硬直が誘発されたため、後頭部のモヤモヤ感が出現し、1年前からはその状態がピークに至ったのでめまいも出現してしまいました。

    病院での検査でも特に異常は見られず、一見重症のように見られましたが、治療を開始するととても速やかに改善していきました。

    こういったケースは非常に多く、病院でさまざまな検査をしても異常がみられないめまい、頭痛が首を治療していくことで、速やかに改善していきました。

    この事実は、多くの人に知ってもらいたい事実なのです。

  • 【改善事例】内科、耳鼻科、カイロプラクティックでも改善しない、2年以上つづくめまいに悩む40代男性

    患者

    40歳 男性 群馬県 前橋市

    主訴

    めまい 首肩こり  

    症状

    2年前よりめまいが出るようになる。

    当時、運転で後ろを振り返る時に出るようになった。

    内科でMRIの検査をしても問題が見つからず、抗うつ剤を処方されたが効果は無かった。

    漢方(ツムラ39苓桂朮甘湯)、アデホスコーワで少し良い感じだった。

    耳鼻科での検査も問題なし。

    常に頭がボーッとして、首を速く動かすとクラっとする。左頚部の奥に違和感を感じる。

    一ヶ月前からカイロプラクティックに通っている。治療後は楽になるがまたもとに戻ってしまう。

    10年前に交通事故で、横を向いている時に追突され、左頚部に衝撃を受けた。その時も鍼治療をうけた。

    10年ほど前より血圧が高く(160/90)、7年前より降圧剤を服用している(140/85~90)。

    腎臓結石から腹膜炎になり手術を受けた。

    睡眠時無呼吸症候群。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全、後頭下筋のトリガーポイント、瘀血の問題が認められ、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 陰谷 四瀆 曲泉 崑崙 後頭下筋トリガーポイントetc

    経過

    一回目の治療後、めまいは半分ぐらいに軽減。

    日によって夕方あたりにめまいが強くなる。

    二回目の治療後、めまいは10→4。

    朝起きる時や、夜にめまいが起こることがある。

    三回目の治療後、めまいは全快と同じ。

    疲れた時にめまいが出る。

    四回目の治療後、めまい10→3程度。

    五回目の治療後、めまいはほとんど無し。

    疲れた時に、首に少し違和感がある程度。

    その後も、週一回のペースで二ヶ月間同様の治療を継続する。

    めまいは10→ほぼ0で安定し、略治をして一旦治療終了する。

    これ以降も、調子が悪くなりめまいが出現した時に最来院。

    治療のふりかえり

    この患者さんのめまいの原因と思われるのは、10年前の交通事故です。

    患者さんは、左後頚部に衝撃を受けたと言っていましたが、それがきっかけで後頭下筋群にトリガーポイントが発生したものと考えられます。

    実際、この患者さんの後頚部にはかなりの硬さの筋硬結が触れられました。

    この筋硬結への治療が、めまい解消に速結していました。

    一旦、筋にトリガーポイントが発生すると、自然になくなることはほとんどありません。

    この場合、鍼が一番効果をあげやすい治療法となります。

    このため、この患者さんも速やかに改善したわけです。

  • 【改善事例】頭痛、めまい、肩こりに悩む働き過ぎの40代男性

    患者

    43歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    頭痛 めまい 肩こり  

    症状

    2ヶ月前より頭痛、めまいが出現。当時、18時間現場で仕事をぶっ続けていた。

    以前より、疲れると頭痛が出ていたが、睡眠をとれば回復できる状態だった。

    今回は、睡眠をとっても頭痛はずっと続いたままである。

    締め付けられるようで、うっ血しているような感じ。めまいは現在は落ち着いている。

    一週間前までは、自分の運転で車酔いしてしまうので、車の運転もできなかった。

    今週、やっと半径10㎞範囲内は行動できるようになった。

    安定剤服用で食欲がなんとか保てている状態。ベスト体重よりも5㎏減ってしまった。

    現在、仕事を休んでいる。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全、副腎疲労、扁桃弱体が認められ、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 曲池 中封 照海 崑崙 天柱 膏肓 etc

    経過

    一回目の治療後、頭痛は10→3.5。めまいも出ていない。

    ベストの体重から6㎏まで引き続き落ちてきているので、検査を勧めた。

    二回目の治療後、頭痛、めまい問題ない。

    血液検査の結果、異状なしだった。次は胃カメラを飲む予定。

    三回目の治療後、調子良い。肩甲骨周囲が張るぐらい。

    体重の減りは落ち着いている。胃カメラの結果は、慢性胃炎とのことだった。

    治療間隔を二週間に一回に伸ばす。

    四回目の治療後、調子良い。頭痛めまいは無い。

    仕事を週3日やり始めている。

    体重は横ばい。

    五回目の治療後、週4日で仕事をしている。やや頭痛が出た。

    調子が安定して良いので、治療間隔を月に一回に伸ばす

    六回目の治療後、週5日で仕事をしている。肩こり少しあり、頭痛ややあり。

    七回目の治療後、仕事フル、残業ありでも調子悪くない。時々肩がこるかな?程度。

    この後、月に一回のメンテナンス治療に移行。

    仕事がハードになると疲れが出てくるが、しっかりと睡眠をとれば元に戻れる状態。

    半年後、状態が良いので略治として治療終了した。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、初回の治療で頭痛が激減し、その後もスムーズに状態が良くなっていきました。

    仕事のし過ぎ、過労が原因でした。

    パソコンの仕事なので、目を酷使し、また姿勢も悪いので頸椎、頸筋の負担が重なっていました。

    副腎疲労、扁桃弱体のサインも出ていて、単純に体を休めても休まらない状態になっていたので、積極的な休養とっていく必要がありました。

    積極的な休養とは、副交感神経を刺激して心身がリラックスするように持っていくことで実現できるものです。

    鍼灸によって頸筋を緩めて、副交感神経を刺激できたことが、非常に速やかに症状が改善していった要因と思われます。

  • 産後1か月後に顔面の帯状疱疹後神経痛になった伊勢崎市30代女性【改善事例】

    患者

    34歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    帯状疱疹後神経痛 めまい 背部痛  

    症状

    九ヶ月前に出産し、その一ヶ月後に帯状疱疹になる。

    皮膚科でゾビラックスを処方され、帯状疱疹は治ったが、その後神経痛が発生する。

    帯状疱疹発症から一ヶ月後よりペインクリニックに通院し、五苓散、リリカ、ノイロトロピンなどを服用してきている。

    現在、額の左側に、神経痛としての痛みというよりも、硬い・鉄板が入っているような感じ・まぶたが重いなどの感覚がある。

    その他の症状

    右耳のめまい感。

    出産前に新幹線に乗っている時に、ふわーっと右側だけめまいを感じ、それ以来ずっとその感覚がある。

    何かに集中している時は気にならないこともある。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全が認められ、また経絡では陽明経、小陽経、太陽経に問題があるので、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰谷 曲泉 内庭 崑崙 陰陵泉 四瀆 etc

    経過

    一回目の治療後、額の感覚は同じ。右耳のめまい感は軽減。

    二回目の治療後、額の感覚を忘れる時間が出てきた。

    三回目の治療後、額の感覚を忘れる時間が長くなってくる。右耳のめまい感も軽減。

    四回目の治療後、忘れる時間が更に長くなり、感覚の程度も軽減してきた。

    八回目の治療後、額の感覚はかなり薄くなってきた。

    右耳のめまい感、ふらつきは普通に生活している時は大丈夫。

    三ヶ月間、同様のペースで治療を継続した結果、疲労や寒さで額の違和感がやや強くなることがあるが、治療開始時の状態と比べれば非常に軽微になり、めまい感はほとんど無い状態になる。

    その後も、メンテナンスの意味も含めて月に二回の治療を三ヶ月、月に一回の治療を半年継続した。

    その経過で、ほぼ額の違和感もない状態になっていた。

    引っ越しで遠くに行くことになり、治療を終了とした。

    治療のふりかえり

    帯状疱疹後神経痛は難治性の痛みです。

    実際、高齢者や、発症してから長時間経っている場合は治りにくいことを経験しています。

    この患者さんは、三十代と若く、また発症してから時間も経っていなかったこともあり、スムーズに症状が改善していきました。

    右耳だけめまいというのは珍しい症状でしたが、耳につながる経絡に対しての治療で、こちらもスムーズに改善していきました。

    頸椎に問題があり、頸椎を流れる椎骨動脈の血流にも問題がありました。

    ここを改善させることを主目的として、プラス耳と額につながるツボを選び治療をしたことが功を奏しました。