カテゴリー: 改善事例

  • 寝違えが2週間治らない伊勢崎市30代銀行受付の女性【改善事例】

    患者

    37歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    寝違え 首肩こり・痛み  

    症状

    二週間前に寝違え。

    今までにも、時々寝違えることはあったが、1日経てば自然に治っていた。

    しかし、今回はずっと痛みが良くならず、我慢をしていたら一週間経った時点で痛みが強くなってきてしまった。

    その時点で、鍼治療も受けたが良くならなかった。

    現在も、ずっと同じように痛く、首を左右に回せない。

    車の運転で、バックをするのが大変。

    治療

    頸椎の問題、瘀血の問題、糖代謝の問題が認められるので、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 大巨 外関 大杼 崑崙

    経過

    一回目の治療直後、痛みが軽減し首を楽に動かせるようになる。

    二回目の来院時、痛みは10→2。

    治療後はほぼ痛み無い状態になり、二回の治療で略治として治療終了とした。

    治療ふりかえり

    寝違えは、大成堂の非常に得意とする症状の一つです。

    よほどの重症でない限りは、その場で首が動くようになります。

    この患者さんは、取り引きのある信用組合の受付をしている方でした。

    大成堂のこともご存知で、ある時受付で話をしていると、「寝違えがなおらなくて辛い」と打ち明けられ、大成堂に来院することになりました。

    軽度の寝違えなら、治療をしなくても1日2日で自然に治るものです。

    しかし、一週間経っても痛みが強いままの場合は治療をしなければ治りません。

    この患者さんは、一週間経った時点で鍼灸治療を受けていますが改善しませんでした。

    一括りに鍼灸治療といっても、適切なツボに適切な刺激を与えられないと、効果が無い場合も多くあります。

    そこが鍼灸治療家の腕の見せ所となるわけです。

  • 【改善事例】自分が生理中なのを忘れてしまった、生理痛に悩む歯科衛生士20代女性

    患者

    25歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    生理痛 首肩こり  

    症状

    歯科衛生士の仕事をするようになって1年たったころより、首のこりを強く感じるようになる。

    仕事をしている日は、一日の後半にいくほどだんだん強くなってくる。

    休日の朝起きた時には、前日の首こりが残っている感じがあり、その後だんだんと軽くなってくるが、仕事がはじまるとまた元に戻る。

    今までに、4回交通事故に遭って、2回むち打ちなっている。

    一番最近は、半年前。

    生理前に便秘になる。

    生理一日目に痛みがある。

    PMS(月経前症候群)もある。

    チョコレートを食べ過ぎると、お腹がゆるくなる。

    二ヶ月後に、ハワイで挙式の予定なので、それまでに体の状態を良くしておきたい。

    治療

    二週に一回のペースで治療をスタート。

    甘い物の取りすぎ、頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全、瘀血が認められるので、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 左中封 四瀆 上太白 関門 崑崙 天柱 百会etc

    経過

    一回目の治療直後、衝撃的に良くなったとのこと。

    眠りが深くなる。

    二週間後、二回目の治療。

    間が空いたので少し戻ってきたが、肩がやわらかい10→4。

    二週間後、三回目の治療。肩こりは10→3~5。

    一週間前に、重いバケツを持って腰がヒリヒリした。

    三週間後、四回目の治療。肩こりはあるものの、以前ほどではない。

    毎月22日間隔で生理が来る。一週間前に生理が来て、今回は生理痛はなかったが、下痢になった。

    ハワイ挙式の準備等で忙しくなるので、次回は一ヶ月後に予約を入れていった。

    一ヶ月後、五回目の治療。

    ハワイでの挙式は無事におこなわれた。

    ハワイでは外食が多く、本来はニキビが出やすくなるのだが、今回は出なかった。

    また生理痛が全くなく、自分が生理中である事を忘れて、生理用品を持たずにトイレに行き、そのことに気がついて非常にびっくりしたとのことだった。

    セクハラを一番しなさそうな先生

    初診時、大成堂に来院することを決めた理由をたずねたところ、「他の治療院がしそうというわけではないのですが・・・」と前置きをしながら、「一番セクハラをしなさそうな先生だったから」と言われました。

    だいたい本格的な鍼灸院というと、女性の鍼灸師も増えてきましたが男性が多い傾向にあります。

    大成堂も、今では女性スタッフがいますが、この患者さんが来院された当時は男一人でやっていました。

    そうしたこともあってか、20代の女性患者さんは少ない傾向でした。

    やはり男一人の鍼灸院となると、女性にとってはハードルが高くなるのでしょう。

    そうならないように、誤解を与えず、安心感を与えられるように意識してきたつもりです。

    この患者さんには、その辺りが伝わったのかと思われました。

  • 【改善事例】首は回せないのに、目は回るめまいの患者さん70代女性

    74歳 女性 群馬県 渋川市

    主訴

    めまい 首の痛み 頭痛  

    症状

    1年前に突然めまいに襲われる。

    朝起きた時にフワーっとなって、嘔吐した。

    次の日に入院し、10日後に一旦良くなり退院。

    その3日後に、群馬大学附属病院を受診し、脳循環不全と診断される。

    9ヶ月後、ご主人が胃潰瘍、すい臓、大腸の問題で入院しバタバタしていた。

    翌月から、再びめまいが出現し、首の痛みも強く感じるようになる。

    ふらつき、後頚部の痛み。

    左肩が痛い。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全が認められるので、それに対する治療もおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 曲泉 合谷 崑崙 天柱 etc

    経過

    一回目の治療直後、車に乗るまでめまいが起こりそうだったが、家に帰ってからだんだん軽くなった。

    後頚部の痛みは変わらず。

    二回目の治療後、めまいは10→5。

    三回目の治療後、めまい10→4.

    朝起きて、立ち上がる時にめまいが出る。

    後頚部痛い。

    四回目の治療後、めまいはほとんど無し。

    後頚部は治療後三日目頃より少し軽減した。

    五回目の治療後、めまいは落ち着いている。

    後頚部の痛み不変。

    六、七、八、九回と治療を重ねるも、後頚部の痛みは治療直後は楽になるが不変。

    そして「今日で治療を終わりにさせてくださいと」患者本人に告げられ、治療終了となる。

     

    治りにくい人の思考のくせ

    この患者さんは、五回目の治療辺りから、ご主人の知り合いで磁力線の治療をするところに、半ば強引にご主人に連れられて通い始めたと、本人より告げられました。

    患者さん本人は、気のりしてないようでした。

    また、息子さんから「家族に迷惑をかけている」と言われていると漏らしていて、いろいろと家庭事情が複雑なようでした。

    治療の最中、上記のような話(愚痴)を良くされていました。

    長年いろいろな患者さんを治療してきていると、治りやすい人と治りにくい人が見分けられるようになってきます。

    この患者さんは、完全に治りにくいタイプの部類に入っていました。

    ネガティブな所に意識を持っていきやすく、例えばめまいが改善してきているのに、そこはスルーしてしまい、今ある後頚部の痛みばかりにフォーカスしてしまっていました。

    コップ半分の水

    コップにいっぱい入った水を半分ほど飲んで、残り半分の水を見た時に、

    「まだ半分も残っている」と思うのか、

    「もう半分しか残っていない」と思うのか、

    同じ事実でも全く違った捉え方になります。

    前者の思考タイプの人は治りやすい傾向があり、後者の思考タイプの人は治りにくい傾向にあります。

     

  • 【改善事例】ヨガの先生に紹介されて来院した膝痛の60代男性

    67歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    左膝、左股関節痛  

    症状

    二週間前から左膝の痛みを強く感じるようになる。

    もともと、左膝は調子が悪く、整形外科で水を抜く、痛み止め、ヒアルロン酸などの治療を受けていた。

    正座できない。

    以前から腰痛持ち。

    5年前に胃がんの手術をして体重が減少し、それから腰の調子も悪くなる。

    腰も膝もレントゲンでは異常は見られなかった。

    奥様がヨガ教室に通うようになり、一緒に週に一、二回行くようになった。

    そこのヨガの先生に、大成堂を紹介されて来院することに。

    食欲、便通問題なし。

    夜間、小便で二回起床。

    20年前、スキーで足首や膝を捻挫している。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    左膝局所の問題と、左股関節にも問題があるので、そこに対する治療を中心におこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 環跳 陽陵泉 曲泉 膝眼 足臨泣 etc

    経過

    一回目の治療後、膝の痛みは10→5程度に。

    階段を上る時、正座で痛みが強くなる。

    二回目の治療後、10→3程度に。

    正座はできない。

    三回目の治療後、ほぼ痛みは無い。

    正座をしても、やや違和感がある程度に。

    四回目の治療後調子良い。

    全五回の治療で、略治として治療を終了した。

    膝の痛みは変形が原因で無いことが多い

    膝痛というと、どうしても軟骨がすり減ってとか、骨が変形してというイメージが強いと思います。

    しかし、軟骨や骨が関係ない膝痛は非常に多いのです。

    この患者さんも同様です。

    膝窩や膝内側の筋肉や靭帯の問題の場合、これを緩めていけば非常に速やかに改善していきます。

    膝がパンパンに腫れているケースでもそれは同様です。

    腫れるということは、筋や靭帯に炎症がおこり腫れるわけです。

    水を抜いても炎症が治まるわけではありません。

    鍼灸には、血流を促進して炎症を起こす物質をその部分にとどめさせないことで、炎症を抑える働きがあります。

    筋肉の過緊張も、鍼灸の特異とするところですから、この患者さんのような膝痛は非常に得意なケースとなるわけです。

    正直言うと、この患者さんにはもう少し継続治療をしてほしかったのですが、基本的に男性は目の前の痛みが解消されると、そこで治療を止めてしまう傾向にあります。

  • 【改善事例】壮絶な過去を持つも、明るく前向きな80代女性 首肩腰の痛み

    80歳 女性 群馬県 利根郡

    主訴

    首肩こり 腰痛

    症状

    3ヶ月前から首肩が凝って、痛みを感じるぐらい。

    その前から首肩こりはしょっちゅう感じていた。

    1ヶ月前に右腰を歩いている時に痛める。右大腿までだるさを感じる。

    血圧が高く、服薬をしてコントロールしている。

    50年前、帝王切開。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    瘀血、椎骨脳底動脈血流不全、首肩の筋緊張、腰殿筋緊張等の問題があり、それに対する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 陰陵泉 四瀆 三脘 陰交 環跳 志室 生辺 etc

    経過

    一回目の治療後、腰は10→5程度に。首肩は10→3程度に軽減。

    自宅で臀部にお灸をしていると、大腿まで響きが広がる感じ。

    二回目の治療後、首はほとんど大丈夫。肩こりはあり。

    腰ずいぶん楽になった。臀部から大腿まではまだ病める感じ。

    三回目の治療後、腰は良い。大腿の病める感じは、日常生活では大丈夫なレベルにまで軽減。

    この後も、同じペースで治療を継続。山に登ったり、仕事をしたり、歩きすぎたりと、いろいろ無理をすると病める感じが強くなるが、ひどくなることは無く、自宅でのお灸と週一回の治療で引き続き改善していった。

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    3ヶ月経った時、転倒して膝を打ち、膝の痛みを訴えるようになる。

    それまでの治療プラス膝の治療で対応していき、二回で膝は改善。

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    それから2ヶ月後の時、肩甲骨内縁に強い痛みを感じるようになったと訴えたため、そこの治療をプラスした。

    加えたツボは、大敦 膏肓

    三回の治療で改善

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    初診から半年たち、冬に入った。

    この患者さんは、川場村から来院しているので、雪による道路事情もあり、また調子も良いので一旦治療休止。

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    翌年の春に再び来院する。

    冬の間に狭心症になったとのことだった。

    治療としては、腰を中心とした。

    仕事で無理をすると、腰が病める。

    一ヶ月半ほど治療を継続し、ほとんど痛まない程度に。

    更に同様の治療を半年間継続していき、調子良い状態をキープしていった。

    また冬になり、状態も良いので、略治として治療を終了した。

    落盤事故で家族を失った過去

    この患者さんは、非常に素直な性格で純粋な方だったこともあり、反応が非常によく治療を楽に進められました。

    80歳という高齢にも関わらず、家では自分で家事全般をこなし、いろいろな仕事を精力的にしている方でした。

    大成堂から遠く離れたところから、娘さんに車に乗せてもらい毎週まじめに通われていました。

    治療の最中に伺ったのですが、50年前この患者さんは、山の集落で落盤事故に遭います。

    集落の大半が土砂に飲み込まれ、この患者さんのご家族が全員亡くなってしまったそうです。

    患者さん本人は奇跡的に助かったものの、体を動かせない状態になってしまい、長期入院したとのことでした。

    どれだけの悲しみを経験したのでしょうか?

    ご主人、お子さんをみな亡くし、ご自身も麻痺になってしまうとは。

    ですが、麻痺を克服し、悲しみを克服し、そんなことがあったことを微塵も感じさせない、優しく純粋なおばあちゃんという感じの方でした。

    熊や猪の肉が手に入ったと言っては、持って来てくれたり、果物が手に入ったと言っては持って来てくれたりしました。

    途中からは、送迎でついてきていた娘さんも一緒に治療をすることになり、並んで治療をおこなっていました。

    明るく前向きな患者さんに、いつしか治療をすることが待ち遠しく感じるようになっていたケースでした。

  • 【改善事例】今までいろんな治療を受けて良くなったことがないと言う、首肩腰痛に悩む40代男性

    43歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    首、肩、腰の痛み  

    症状

    2、3年前から、寝て起きた時に寝違え様の状態に頻繁になるようになった。

    それまでは、本を枕にしてねて首を痛めたことはあったが、今回ほどの状態になる事はなかった。

    首の左側が、顔を上げ下げしたり、左右に向くたびに痛みを感じる。

    レントゲンでは、頸椎の5番と6番の間の軟骨が柔軟性を失っていると言われた。

    左腰から左臀部、左大腿後面の痛み。

    椎間板ヘルニアと診断された。

    右中指腱鞘炎。

    アレルギー性鼻炎。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    副腎疲労、椎骨脳底動脈血流不全、首肩筋緊張、痔静脈鬱血、腰臀部筋緊張の問題があり、それに対処する治療をおこなっていった。

    使用したツボは、照海 陰陵泉 四瀆 会陽 肩阿是穴 首夾脊 etc

    経過

    一回目の治療後、首はするどい痛みから普通の痛みになった。

    二回目の治療後、同じ様。

    左肩から左指にかけてしびれている。

    三回目の治療後、首の痛みは朝やや良い。

    五回目の治療後、首は痛くない時があるようになってきた。

    この時にインポテンツの相談を受ける。

    元気な時は元気だが、ダメな時はダメで、最後まで行けないこともあるとのことで、これに対するツボも加えることとした。

    六回目の治療後、首10→6程度に。

    七回目の治療後、朝起きた時にとても調子が良い日がある。

    良くなっていると感じる。

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    この後も、同様のペースで治療を継続、。

    初回から三ヶ月間の治療で、首の痛みは10→2~3程度に。

    腰も腰痛バンドを使わないでいられる程度になる。

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    この後、治療間隔を二週に一回のペースに変更。

    二ヶ月して、首はほとんど気にならない程度に。

    更にメンテナンス治療として、一年半治療を継続。

    その都度、いろいろと体の疲れを取り除き、時に痛めたところの治療をしつつ、体調の維持をしていった。

    体が全体的に良い状態になり、略治として治療を終了した。

    いままで治療が効いたことがないんですよ

    初回の治療時に、この患者さんは「いままで治療を受けて効いたことが無い」とポロっと言われました。

    その言葉を聞いて、「よーし効かせてみようじゃない」と静かに闘志を燃やしたことを覚えています。

    最初、患者さんの言葉どおり、治療に対する反応が鈍く、効果も今一つ出なかったので、これはダメなのかなとやや心配する場面もありました。

    しかし、しっかりと継続来院してくれたので、最終的には効果を出すことができて、ホッとしました。

    人の体はさまざまな体質があって、反応が良くて、すぐに効果が出やすいタイプと、

    反応が鈍くて、効果が出るまでに時間がかかってしまうタイプがいます。

    効果が出るまでに時間がかかるタイプの場合、効果がでるまで辛抱強く継続来院できるかがポイントとなります。

    こちらが経過予想を説明しても、聞いてもらえず来院ストップとなってしまうこともあり、そんな時は非常に残念に思うのと同時に、申し訳なく思います。

    基本的に、治るまで来院していただくと、治る確率は高くなるものと考えていただくと良いかと思います。

  • 【改善事例】頚椎症、手根管症候群に悩む、ケーキ屋さんで働く50代女性

    53歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    首、肩の痛み 手、足のしびれ 手首の痛み

    症状

    1年前から手のしびれが出現。脳のMRI検査をしたが、異常は見つからなかった。

    首が問題だということで痛み止め、筋弛緩剤が処方された。頸椎専門のカイロプラクティックに行ったこともある。

    半年前に手の痛みが強くなり手根管症候群と診断された。

    手術をするかどうかを決めるにはギリギリの状態だったので、様子見ということになった。

    町中の整形外科にずっと受診していた。

    1ヶ月前に左腰から左大腿の痛みが出現。

    10日前に首の痛みが出現。血流を良くする薬で腰の痛みが軽減。

    首から手の痛みは、朝起床して10~15分経つと強くなってくる。お風呂に入ると軽減。デパスが一番効果がある。

    ケーキ屋に勤めていて、今月いっぱいでフルの仕事はやめる予定。

    20年近く前に交通事故、車が横転するほどの事故。

    5年ほど前にのぼせ、動悸など更年期の症状がでたことがあった。

    睡眠:夜中に1~2回目が覚める。

    治療

    1~2週間に一回のペースでの治療をスタート。

    卵巣、扁桃弱体、椎骨脳底動脈血流不全、頚部筋緊張の問題があり、それに対する治療をおこなった。

    経過

    一回目の治療後、手足のしびれはほとんど無くなった。

    首肩も楽になっている。朝起床時、楽である。

    二回目の治療後、週に一回ほど両手を使ってしまうと、痛みが強くなってしまう。

    左腰から臀部の痛みある。

    三回目の治療後、首は大丈夫。

    全五回の治療で、首、手の状態が良いので、治療のペースを月に一回に変更。

    自宅でのお灸と組み合わせ、調子が悪くなると自分でお灸で対処することを主に、月一の治療でメンテナンスをしていく形になり、それが2年間ほど継続。

    その後は、更に調子が良い時が多いため、本当に調子が悪くなった時に来院するのみで、現在も治療継続中。

    はり灸文化の復活にとって理想的な東洋医学を取り入れた生活

    この患者さんは、来院三年目です。

    現在、基本は自分でのお灸をして、体調を整えることを中心として、思い出したときや、体調の悪い時に大成堂に来院する形になっています。

    大成堂が理想とする形で鍼灸を活用している患者さんです。

    大成堂では「はり灸文化の復活」を実現させていくことを目指しています。

    江戸時代に、はり灸が庶民の生活に根付いていて、ちょっとした体のトラブルは、セルフ灸で対処していって、それで対処しきれない場合に、専門家の治療を受けるという習慣があったわけです。

    この理想に非常に近いのが、この患者さんのケースなのです

     

  • 【改善事例】定年退職して、第二の人生を楽しもうとして矢先にめまいが出るようになって、人生楽しくない60代男性

    64歳 男性 群馬県 高崎市

    主訴

    めまい 首こり

    症状

    半年前に、ベッドに横になった時に回転性めまいが出現。5~10秒でおさまる。

    翌朝、すっと起きたらまためまいが出現。

    内科、耳鼻科、脳神経科を受診して、検査を受けたが特に異常は見つからなかった。

    首を後ろに曲げて、ソファに座りテレビを見ていることは多かった。

    60歳で退職、デスクワークと工場での現場作業を半々やっていた。

    3年前の大雪で雪かきをして、右膝半月板を損傷。

    手術という話があったが、受けずにそのままに。

    現在普段は問題ないが、冷えると膝の調子も悪くなる。

    高校生の時にラグビーをしていた。大けがはなかった。

    睡眠良。食欲佳。

    便通、ここ1、2年、月に一度2日間出ないことがある。

    毎晩、ビール350缶2本 日本酒1合

    親が農家をやっていた。それを受け継いだ畑があり、現在は野菜作りをしているため腰痛もあり。

    ゴルフ月に2回。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    椎骨脳底動脈不全の問題と、頚部の筋肉の過緊張があるので、それに対する治療をおこなった。

    また肝はめまいと関連があり、お酒も毎日飲んでいて、肝のポイントに反応が出ていたので、肝の治療も同時におこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 曲泉 四瀆 頚夾脊 天柱 風池 肝兪 etc

    経過

    一回目の治療後、めまいは10→5程度の軽減。

    家でのお灸もまじめにやっている。

    二回目の治療後、めまいが起こるのではということへの恐さ、不安な気持ちはずいぶん楽になった。

    三回目の治療後、めまいがピタッと止まった感じ。めまい出ていない。首を動かしても違和感がない。

    四回目の治療後、めまい、首こりはほとんど10→0の状態。

    二時間畑仕事をしたため、腰が痛い。

    全四回の治療で、めまい、首こりはほとんど無くなり膝の治療もしてほしいとのことだった。

    半月板の損傷があるので、膝のストレッチ、筋力強化、お灸による血流改善、サポーターの活用で乗り切るようにアドバイスし、膝治療も加えていくことになった。

    これ以降、月に一回の治療ペースに変更し、半年間の来院。

    めまいは全快し、膝の違和感もほとんど出ない状態になり、略治として治療を終了した。

    加齢と言われて納得できなかった

    この患者さんが最初来院した時、病院で加齢が原因だと言われて、それで諦めなければいけないのでしょうか?と打ち明けられました。

    確かに、加齢は原因の一つとなりますが、それが諦めるための納得要素になるかと言われれば、まったく違います。

    この患者さんにも、加齢は関係ないと伝え、しっかりと治していきましょうとお伝えしました。

    3ヶ月後に、娘さんの結婚式をひかえていて、自分がこんなにも調子が悪く、式に出られるか不安をもっていました。

    また、定年して第二の人生として、農家だったご両親が残した畑で、悠々と畑仕事をしていくつもりだったのに、それもままならなくなってしまい、人生を悲観していました。

    体の治療を通じて、多くの人の人生を明るくしたい

    この患者さんは、非常に速やかにめまいも首こりも改善していきました。

    それにともなって、悲観していた人生が、本来の理想の人生に転換することが出来ました。

    その転換させることができたものは、ちょっとの鍼と灸の刺激です。

    体の不調が人生にも影響するのであれば、それを改善させることもその患者さんの人生の改善にもつながるのだと実感できた症例でした。

  • 【改善事例】11年前に卵巣嚢腫の手術をしてから生理痛がひどい30代女性

    31歳 女性 群馬県 伊勢崎市

    主訴

    ひどい生理痛  

    症状

    11年前に右卵巣嚢腫になり、卵巣摘出手術を受けた。

    その後より、右下腹部の生理痛が出現するようになった。

    強い痛みで、刺すような痛み。痛みに波があり、強い月とそうでもない月がある。

    一時期、痛みがやわらいでいた時もあったが、ここ2、3年は痛みがずっと強い。

    手術を受ける前は、このような強い痛みは無かった。

    生理初日が一番痛みが強く、その後は多少鈍い痛みがあるのみ。天候による痛みの変化はない。

    結婚1年半だが、まだ妊娠していない。ご主人は異状なく、問題は患者本人にあると言われている。

    子宮後屈、子宮内膜症があると言われている。

    経血量少め、血塊がたまに出る。

    ストレスが強い。

    冷え性。

    体が疲れやすい。

    睡眠は熟睡間が無く、多夢。

    便秘気味。

    治療

    瘀血、肝、卵巣、骨盤内血流の異常がみられたので、それを改善する治療をおこなった。

    使用したツボは、三陰交 陰陵泉 中条流 次髎 小腸兪 上仙 etc

    経過

    一回目の治療後、次の日の午前中あたりまで、体がだるかった。

    生理痛は、激痛ではなかったが、鈍痛で会社を休んだ。

    一ヶ月後に二回目の治療、治療翌日に生理が来た。

    痛みはあったがかなり楽だった。10→5程度に。

    いつもの生理痛は、痛みの出方が徐々に強くなってくるものだったが、今回は最初まったく痛みの無い状態があり、その後痛みが出てきた。

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    一ヶ月後三回目の治療。

    今回は、生理前に集中して治療をする、中国方式を採用。

    四回目五回目と三日間連続で治療をおこなった。

    この治療後に来た生理は10→2程度になり、かなり楽で薬を飲まなくても大丈夫だった。

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    一ヶ月後、また同様に生理前に集中して治療。

    六回目七回目八回目九回目と四日間連続で治療をおこなった。

    この治療後、生理痛はまた10→2に軽減していた。

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    一ヶ月後、更に同様の治療をおこなった。

    十回目十一回目十二回目と三日連続で生理前の集中治療をおこなった。

    生理痛は抑えられたままで、強くならなかったため、略治として治療を終了した。

    生理痛には薬よりもぜったいに鍼灸が強力

    器質的な疾患がない生理痛、特に20代女性の場合、鍼灸ほど効果的なものはないと考えています。

    実際、生理痛が劇的に改善するケースが非常に多いのが実情です。

    器質的な疾患がある場合は、ない場合よりは落ちますが、それでも今回の患者さんのように長年悩んでいた激しい生理痛が速やかに改善するケースも多くあります。

    痛みがあって当然と誤解している女性も多くいるようですが、生理とは基本的に痛みのないものが正常です。

    ストレスや、生活習慣、食事など、さまざまな要因で、本来あるべきではない生理痛がおこってしまっているのですが、少しの刺激でそれは取り除かれることを、多くの女性に知って欲しいものです。

  • 【改善事例】首肩こりから頭痛に悩む20代女性セラピスト

    27歳 女性 群馬県 渋川市

    主訴

    首肩こり 頭痛 

    症状

    一年半前に出産。

    一年前に、添え乳をして横になっていたら、右首を痛めた。

    その前から右首は凝ったりすることが多かった。

    リラクゼーションの仕事をしていて、右の親指を使い過ぎて、母指球筋が疲れてくると、右首の凝りが強くなることが良くあった。

    20代のになった頃から頭痛はあった。

    首の状態が悪くなると、頭痛も強くなる。

    先月離婚をした。

    諸事情により、まだ分かれたご主人と同居しているため、いろいろとストレスが強い。

    小学校高学年の時に、横断歩道を渡っていて、左から車に轢かれたことがある。

    19歳の時に、単身事故。ガードレールにぶつかって胸を打ち、1週間くらい痛みが続いた。

    父、父方の祖母も糖尿病。

    母方の祖父が肺がん。母の弟も前立腺がん。

    以前、近所の鍼灸院で治療を受けた時、すごくほぐれたのだが、帰りの車で気分が悪くなり、しばらく横になっていたという経験がある。

     

    治療

    二週間に一回のペースで治療をスタート。

    瘀血、免疫弱体、副腎疲労、椎骨脳底動脈不全、そしてなにより糖代謝の異常がみられ、それを改善する治療をおこなった。

    使用したツボは、中封 尺沢 曲池 陰陵泉 太白 崑崙 etc

    経過

    一回目の治療後、首肩の凝りは10→2程度になった。

    かなり楽で、良い状態。

    二回目の治療後、二回ほど頭痛薬を飲んだ。

    三回目の治療後、寝不足になると目が疲れ、頭も重くなる。

    雪かきをして、首、腰、腕が筋肉痛。

    四回の治療で、首肩の凝りは落ち着いているので、一旦治療を休止。

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    その後、半年間一ヶ月に一回来院。

    糖質制限をして一ヶ月ぐらい。

    右首、腕、左腰、左臀部が凝っている。

    足のむくみがある。

    首のこりがぶり返し。

    など、その時々でいろいろな訴えがあり、その都度対処していった。

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    その後も、思い出した時に来院し、数ヶ月は二、三週に一回来院し、また休止ということを繰り返していった。

    最終的には、家庭の事情で来院が困難になり、治療ストップとなった。

    甘い物の甘くない誘惑

    この患者さんは、父方に糖尿病を患っている人が多数います。

    こういう場合、この患者さんも糖代謝が弱い体質を受け継いでいる可能性が強いと考えられます。

    実際、糖代謝異常のサインが出ていました。

    糖代謝異常があると、筋肉のコンディションが悪くなり、トラブルが起こりやすくなります。

    この患者さんは、右首、腰、臀部の筋肉にトラブルが起こりやすい状態でした。

    毎回の治療後はとても楽になり、しばらくは良い状態が続きますが、家庭の事情もあり定期的な継続治療が出来にくく、また調子が悪くなると来院して治療をするということを繰り返していました。

    リラクゼーションのセラピストとして仕事をしていて、お客さんの筋肉の凝りを頑張ってほぐしていることで、自分の筋肉が凝ってしまうということを繰り返していました。

    同僚や、関連店の鍼灸師などに凝った筋肉をほぐしてもらってもあまり効果がなく、一度鍼灸で気分が悪くなってしまうこともありました。

    しかし、大成堂の治療では、直後効果も良く、長続きするので、凝りがひどくなると来院することを繰り返していました。

    もう少し、集中して継続治療ができていたらと残念に思うケースでした。