カテゴリー: ストレートネック

  • 【改善事例】片頭痛、ストレートネック、腰背部痛があり、首が回らないMさん46才の改善までの経緯

    患者

    Mさん 46歳 男性 群馬県 伊勢崎市

    初診

    平成28年12月4日

    主訴

    片頭痛 ストレートネックによる首背中の痛み 首が回らない 腰痛

    症状

    20歳の時にアルバイトで重い物を持ち上げる作業をした時に、首や背中を痛めたことがあり。

    25歳の時に交通事故に遭い第6.7頸椎を痛めた。

    現在、首が常に張っている。

    首の痛みで左に向けない。下に向くと左の腰が痛い。

    首がつらくなってくると、目の奥の痛み、頭痛が出てくる。

    年に2.3回急性腸炎になる。過敏性腸症候群と診断された。

    検査

    体を診ていくと、左頚部の筋肉に異常な緊張がみられ、それに連動するかのように左背部から左腰部にまで筋緊張が広がっていた。

    また、瘀血の問題、第3頸椎の問題、後頭下筋群のトリガーポイントをあらわすサインも出ていた。

    治療

    週に一回のペースで治療をスタート。

    検査の結果より、左頚部の筋緊張緩和、頸椎3番の調整、後頭下筋群トリガーポイントへのアプローチ、瘀血の解消に対する治療をおこなった。

    使用したツボは、陰陵泉 四瀆 中脘 左大巨 委中 志室 崑崙 etc

    経過

    一回目の治療(12月14日)、治療直後に首の動きが大きく改善したことに驚いていた。

    二回目の治療(12月21日)、前回治療後上を向くときに首の痛みはかなり軽減、背中のつっかえがまだある。首を左右に限界まで向いた時の角度が広くなった。肩甲骨にツッパリはある。

    三回目の治療(12月29日)、首はだいぶ良く、来院当初の痛みレベルを10とすると→3~4に。

    お腹にお灸をするようになってから、それまで3,4日に一回の排便が1日一回に。

    腰の痛みは無くなった。

    四回目の治療(平成29年1月12日)、背中のはりも楽になり体が軽い。

    正月2日から大掃除をして、背中に張りが出てもすぐに大丈夫になった。

    コンタクトを使うようになってから、ドライアイ。午後から調子が悪くなる。

    五回目の治療(1月19日)、今日の午前に右腹部に違和感があり、午後から右肩甲骨の痛みが出現した。寒い現場に出ていたのが原因なのではとのこと。

    昨日、今日と便秘。

    六回目の治療(2月8日)、背中がややはり気味。右肩甲間部の痛みあり。

    七回目の治療(2月22日)、左目の下がピクピクする。胸を開く動作で胸骨が痛い。

    肩甲間部の痛み10→7程度。

    八回目の治療(3月16日)、一昨日、急に寒くなった時に背中に痛みが出現した。

    それまでは、ほとんど首、背中とも痛みは無かった。

    九回目の治療(3月25日)、一昨日、仕事中に重い物を持って動かした時に、ツキンと腰に痛みが走った。現在左の靴下を履くのがキツイ。

    治療後、靴下は楽にはけるようになった。

    十回目の治療(3月29日)、朝起き上がる時に腰がこわばっていて動かない。

    日中の生活上では問題なく動ける。

    ※体の状態がかなり良いので、一旦略治として終了した。

    治療のふりかえり

    この患者さんは、当院に通われている患者(ある会社の社長)さんの紹介で来院されました。

    この社長さんの紹介から三人が来院されたのですが、一番重症と思われる方でした。

    来院前に大成堂のホームページを読んで、「このような症状にお困りではありませんか?」という箇所に書かれている症状が全て自分に当てはまると言っていたそうです。

    非常に多くの薬にもたよっていた状態でした。

    ところが、初回の治療をおこなったところ症状が一回でかなり軽減し、患者さんも驚き、喜んでいました。

    結果的に三人の中では一番順調に良くなり、最初に卒業していきました。

    ストレートネックは原因ではなく、結果です

    ストレートネックがあるから首こりや首の痛みが頑固で治りにくいという言われ方をすることがありますが、それは正しくありません。

    この患者さんも、ストレートネックによる首の痛みと診断されていました。

    しかし、一回目の治療で首の痛みは半減し、数回の治療で痛みはほとんど無くなってしまいました。

    ストレートネックは、首の骨を支える筋肉の問題を解決していくことで、速やかに首の痛みや首こりか解消されていくのです。

    ストレートネックになったから、首の痛みや首のこりが起こるのではなく、首の筋肉の緊張があるから、ストレートネックという状態になると考えるのが一番自然です。

    ストレートネックだからといって、今の辛い首の痛みや首こりは簡単に治らないとは思わないことです。

  • 【改善事例】ストレートネックと診断された首肩こりの20代女性

    29歳 女性 伊勢崎市

    主訴

    肩こり、首こり、背中の張り 

    症状

    5年ほど前に、パソコンでのデスクワークをするようになり、そのころより首肩こり、顎関節症が出てくるようになる。

    外国の職場で働いていて、会社で雇用していた香港人のマッサージ師に週に一回揉んでもらっていて良くなっていた。

    日本に帰って来てからは、たまにマッサージを受ける程度だった。

    昨年、首肩が痛くなったので整形外科に受診すると、ストレートネックと診断される。

    しかし、ストレートネックの小冊子をもらって、ストレッチをするようにと言われるだけで、何も治療等は受けなかった。

    その後、整体に2回ほど行ったけど、特に症状は変わらなかった。

    朝1時間、姿勢矯正ベルトを着用している。

    視力0.2。

    お酒好き。

    冷え症。

    生理不順があって、PCOSと診断されている。

    治療

    お腹を診ると、瘀血、免疫、卵巣、肝臓の反応点にサインが出ていました。

    また首の免疫ポイント、椎骨動脈のポイントにもサインが出ていました。

    そこで、瘀血を取り除き、肝の状態を良くするためのツボを使用し、併せて、首のサインが出ているポイントを緩めるために、免疫や椎骨動脈のためのツボも使用しました。

    経過

    週に一回のペースで治療スタート。

    初回治療で10→5程度に首肩こりの症状は軽減しました。

    3回の治療で、背中の張りはかなり楽になりました。

    そして、6回の治療で、首、肩、背中はほとんど問題ない状態になり、一旦治療を終了。

    この患者さんは鍼灸を受けるのがはじめてだったので、最初治療を受ける時に非常に緊張していました。

    しかし、微細な刺激によるほぼ無痛の鍼灸を受けて、あっけに取られていました。

    また、とても反応の良い方で、少しのツボへの刺激で劇的に体がゆるむので、とても不思議がって面白がって治療を受けていました。

    ストレートネックは、骨の問題ではない

    ストレートネックというと、首の骨(頸椎)が本来持っている生理的湾曲とよばれるカーブがなくなってしまい、首がまっすぐになってしまう状態のことをいいます。

    このため、首の骨(頸椎)そのものの問題と勘違いしてしまう方も少なくありません。

    しかし問題となるのは、首の骨(頸椎)を支える筋肉です。

    ストレートネックというのは、首の骨が結果的にまっすぐなっているだけなので、首の骨を矯正しないと治らないというものではありません。

    特に、首のこりなどがあって、その原因がストレートネックだから・・・という場合は、首の骨周りの筋肉をしっかりを緩めれば、首こり自体は解消されてしまいます。

    首をバキボキする必要はないのです。

    腰のヘルニアが・・・とか、

    頸椎、腰椎の変形が・・・とか、

    レントゲンやMRIで目に見えるところにしか、整形外科は着目できません。

    ですが、レントゲンやMRIではキャッチできない、筋肉の悪い状態が痛みやこりの原因になっていることが非常に多いのです。

    ぜひこのことを頭の片隅にとどめておいてください。